京都Rag 月夜live with鍋男 - 2001年10月06日(土) 「月夜さん京都RUGワンマンに鍋男ゲスト参加、憧れの京都RUGに他力本願で出演、ありがとう月夜さん ほんまええライブでしたわ、いやほんましかし」 京都Ragは今は木屋町三条にある。こっちに移ってだいぶなるので、昔植物園のあたりにあったことを知る人も少なくなっているかも知れない。大きさも何倍にもなっていて、かなりゆったりしたスペースだ。この老舗には憧れに似たようなものがあって、神戸で言うとチキンジョージ、大阪ならバナナホール、東京で言うならピットインに出れるような感じかな?どれも若いときに憧れのミュージシャンを見に行って、このステージに立てればなぁと思っていたところだ。チキンとバナナはやった。(どちらも他力本願)。今回、京都Ragで、関西三都市は制覇?あれ「たくたく」は? リハをやってるときから月夜さんの歌が気持ちよかった。私の思っている以上に私のパンがいい音をいいフレーズを出してくれる。これってなんの力だろう。 今回ははっしゃんがドラムセットをたたく。エレキベースが入る。いつもよりよけいに音が大きい。ちょっと心配だったけど、さすがRagの音響さん、ちゃんといいバランスで出していただいていたようです。いつもの月夜さんの「歌をしっかり聴かす」感じではなかったけど、これはこれでいい感じ。 今回はほんとに音が大きかったけど、いつも月夜さんとやって思うのは、音の持つ「力」だ。言葉の、歌の持つ「力」でもある。それは暴力と反対の所にある。ねじ伏せるものじゃないから、大きい音が必要なわけじゃない。人を動かしたり、なだめたり、気持ちよくしたり、笑わしたり、そう言うことができる力。でかい音じゃないものが持っている力が本当の音楽の力じゃないかと思う。もちろん、音が大きいからってその力がなくなるわけじゃないけどね。 これを考え始めたのは、西エジプトの音を聴いたときだった。これについては機会があればまた書くとしよう。ちなみに、その時ちょうど、今の私のバンドに名前をつけなければいけなかったので、Powerを名前の中にいれた。 静かなものが持っている力はしなやかさがあって、強く感じる。月夜さんに私が感じてるのはこのへんかも知れない。 京都から来てくれているうちの生徒さんが、「えー、せんせ、京都でやるの?いくいく」と来てくれていた。 別に、うちのお客さんがわざわざ京都まで来てくれていた。私のバンドのライブで、月夜さんがゲストとして歌ってもらった時に、初めて聴いた人だ。「月夜さんが聴きたくて」。嬉しいではないか。そうやってお客さんの交流があると嬉しい。取った取られたなんてせこい話じゃなくて。「だって両方いいじゃん」って言ってもらえたら嬉しいじゃない。 月夜Homeはこちら http://www4.osk.3web.ne.jp/~donqui/music/tsukiyo/ -
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