べっぴんさんもどき - 2001年06月09日(土) もともとテレビっ子なのに、最近夜中にしかテレビをみれないので、何だかんだ言って、通販の番組を見てしまう。そんなにまでしてテレビ見ないといけないこともないのだけど、何度も同じ内容のものを見ていたりする。基本的には仕事をしながらなので、はらはらどきどき、わくわくぱくぱく、なんて番組より、内容のないものの方が、にぎやかしにつけているには害がない。 筋肉もののアブフレックスとかスカイウォーカーとかはあんまし興味がないので、掃除系のクイックブライトとか、オレンジグローとかに目が行ってしまう。そんな中でがんばっている日本物がちょっと気になっていた。その名も「べっぴんさん」 とてもやる気のないネーミングだけど、販売員のおいちゃんもいまいちだけど、その相手をしている、しらないタレントなんかとてもつらい感じだけど、商品そのものが気になった。 友人Aがべっぴんさんを買ったという。「フローリングのマジックの落書きなんか落ちひん。めちゃめちゃ力入れな、とれへん。あんなんまやかしや、通販はあかん」友人Bも買ったらしい。「シンクなんかめっちゃきれいになるで。Aがあかんのは多分使う場所が合ってなかったん違うかな」これは自分で試してみないとわからない。 近所のスーパーで前に見たので、買いに行ったのだが、昨日は置いていなかった。私の記憶によると、商品の特徴がまったく同じ「激落ちくん」というのを、同じ商品の他社版と見て購入。こちらの方がなじみのメーカーである。単品売りだし、しかも一つあたりも280円という安さだ。 ご存じない方に「激落ちくん」の説明を。 1.素材はメラニンフォームというものでできている。 2.見た目は白いスポンジで、食器洗いのそれぐらいの大きさ。 3.水を含ませ、軽く絞り、汚れた面をこすると汚れが取れる。 4.その際に、消しゴムのようにカスが出て、本体は少しずつ磨耗する。 というもの。 極細繊維でできているので、汚れ面の細かいでこぼこの中までブラッシングでき、水だけで汚れを落とすことができるという。 注意書きとして ・使用に適する面...ガラス、鏡、陶磁器、光沢のないプラスチック面など ・使用に適さない面...光沢のあるプラスチック面、車の外装、吸水性のある面、漆器類 とある。 ようするに「浸透性のない素材で、細かいざらつきがあって、普通の洗剤プラススポンジではなかなか落ちにくい」もしくは「洗剤を使いたくない、水分をできるだけ使いたくない」「表面に皮膜ができたような状態」こういうケースに有効なようだ。 ただし「光沢のあるしかも素材の柔らかいプラスチック面に使用したら、細かい傷が付いて、光沢がなくなる事もあるよ」という事らしい。 プラスチックケースに書いたマジックの文字は消える。 キッチンハイターで消えなかった、コーヒカップにしみこんだような黒ずみはきれいに消える。 パソコンのモニターの周りのプラスチック部分のタバコのヤニや、黒ずみもくるっと一拭き。 長いこと悩みの種だった、お風呂場のプラスチックの床の黒ずみも、見違えるほどきれいになった。面積が大きかったので、時間はかなりかかったけど。 プラスチックの製品で、つや消しの様に、表面がざらっとした仕上げになっているものについては、他のものよりもかなり手軽にきれいにできる事がわかった。 水分をかなり絞っても使えるので、電気製品をきれいにするには特に便利だ。こすって、汚れが分離したところで、堅く絞ったタオルで拭いてやればいい。 炊飯器など、丸洗いするわけにもいかないし、洗剤が残るのもいやだ。洗剤で拭いて、何度も水拭きして、というめんどくさい掃除も、これだとくるっと周りを磨いて、軽く水拭きしてやればきれいになる。 テレビやエアコンのリモコン、マウス、キーボードなんかも掃除しやすい。 友人Aが「落ちなかった」といったフローリングのマジックの汚れは、浸透していたのではないだろうか。 昔シンプルグリーンで「通販はダメね」と思っていた私ですが、少し見直しました。 私が買ったのはLECという会社の「激落ちくん」という商品で、「べっぴんさん」がこれと同じ能力を持っているかは確かめたものではありません。 .......業務連絡、友人Bへ べっぴんさんの素材は「メラニンフォーム」であるかないか。 至急連絡されたし。 あ、風呂掃除で2時間も使ってしまった。仕事しなきゃ。 -
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