鍋をたたく...鍋男

 

 

チャナ豆のダール - 2001年04月26日(木)

 くだんの武印料品(店舗名です、ただし仮名)でチャナ・ダルという商品を見つけた。
 チャナというのはチャナ豆の事、別名ガルバンゾ、日本ではひよこ豆と呼ばれているらしい。商品パッケージによると、チャナ・ダルとは「チャナ豆の皮をむいて挽き割にした物」だそうだ。
 ダルといえばトリニダードで「ダール」というのをよく食べたのを思い出す。(トリニダードはパンの発祥の地で鍋男は足しげくこの国に通っている。インド人の入植者が多いので、カリブ海の島なのに、おいしいインド料理が家庭料理として浸透している。)
 ぐずぐずになるまで煮た黄色い豆のスープで、原型の認識できる豆ポタージュの濃ゆい奴、といった感じ。大皿にご飯をどん!、その上にチキンの炒め煮とか、カリーとか、カラルーといわれるソース(ほうれん草とオクラをつぶしてじゅるじゅるに煮た物、見た目はきもめ、でもうまめ)とか、そしてこのダールがのせられれば、とってもゴージャスなお食事のできあがり。平皿にのったインド風多種多様ドンブリといった風情。どの料理も塩味は薄くて、材料の味がしっかりしてて、何かのスパイスや香草が効いていて、とってもおいしかった。昼飯でも晩飯でも、いつもおなかいっぱいになるまでおかわりして笑われた。ダールの黄色い色はターメリックの色だと思ってた。

 このチャナ・ダルを手に入れたのだから、ちょっとカレーでも作ってみようという事で、昨日あたりからでかめの鍋(楽器じゃないやつ)にカレーを作り始めた。ダルの説明を読むと、水にしばらく浸したあと煮込むだけでいいようだ。カレーに入れてしまわないで、いっぺん素のままで煮てみる。塩はもちろんかなり薄目。ところがどうだ、あのトリニダードでたべた「ダール」の味そのままではないか。早速カレーライスにお手製「ダール」を並べてかける。うーん、なつかしい感じ。まさにこんなのなのよ。
 あのみんなが「ダール」と呼んでた黄色いルーのような物は、ただ単に「挽き割の豆」という意味で呼んでたんだね。もう何回も行ってるのに、未だにこんなつまらない間違いを発見してしまう。思いこみってこわいです。

 さぁ、今日もカレーだ。ご飯も炊けたようだし、トリニーな気分でお食事タイムだ。でもカレーの方は普通のジャワカレー。ジャワってどこだっけ。


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