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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2011年09月30日(金) デメリットは確かにある 先日アラノンとの関係について雑記を書いたところ、いくつかメールをいただきました。
(最近掲示板はすっかり寂れてしまって、レスポンスをいただくのはメールが多い)
個別に返事をしてないメールもあって、ごめんなさい。
今回わざわざメールを送って下さる人たちは、AAとアラノンの関係を憂う人たちです。
共通してうかがえるのは、多くのAAメンバーにとって、アラノンが特別な存在ではなく、他の多くの団体(例えばNAやGA、ナラノンやギャマノン)と同じになってしまっている現実です。極論すれば、アラノンがあってもなくても同じだ、とAAで解釈されてしまっているのが現実です。
AAとアラノンの協力関係が絶え、AAの現場にアラノンメンバーの姿がない状態が10年も続いたのですから、それもやむを得ない事だと思います。
現在、アラノンが存在するメリットを感じているAAメンバーは少ないでしょう。逆に言えば、「アラノン不在のデメリット」を感じるAAメンバーも少ないということです。だから、多くのAAメンバーが、アラノンとの関係改善にまったく無関心になってしまっているのです。
しかし、デメリットは存在しています。すでにAAにしっかり結びついている人たちは、そのデメリットを感じないかもしれません。デメリットを被るのは、これからAAやアラノンにつながるべき人たちです。
この10年間は、いわゆる「まだ苦しんでいる」人たちがそのしわ寄せを受けてきました。放置すればこの先もそれが続くでしょう。
「私たちは、他者との真の協力関係を築き上げる能力が自分にまったくないという重大な事実に気づかなかった」(12&12 p.72, step 4)
そのことに気づかずに、デメリットを感じない等と言っている人の気が知れません。
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