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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2011年02月02日(水) 危機ではなく、幻想の終わり ジェラルド・M・ワインバーグの本、『コンサルタントの秘密』を買いました。
(読んでいるヒマはありませんが)
1980年代にコンピューター科学の雑誌「bit」を読まれていた方なら、懐かしく思い出すかも知れません。その本には、人生に役に立つ様々な「法則」が書かれています。その一つ、ロンダの悟り第2番は、
「それは危機のように見えるかもしれないが、実は幻想の終わりにすぎない」
というもの。
人は生きていれば、時に危機的な状態に陥り、追いつめられた気分になることもあります。
危機は突然やってきたかのように思えますが、たいていは気がつく前から存在していたものです。安全な状況が続いていたという勘違いは、自分の抱く「幻想」にすぎなかったというわけです。
アル中が精神病院に入院するはめになり、酒をやめろと言われる。ご本人にとっては、もう一生酒が飲めなくなる大変な危機的状況かもしれませんが、単に「自分の酒はそれほど問題ではない」という幻想が終わっただけの話です。問題は入院するずっと前から存在し続けていたのです。
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