ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2010年05月18日(火) 安定したおばさん 「AAメンバーは一生ミーティングに通い続ける必要があるのか?」
という質問を受けることがあります。僕の答えは、どうやらその必要がなさそうな人たちが相当数いる、というものです。
たぶんこのネタについてネットで書くのは初めてではないかな。
過去にAAミーティングに行っていたが、現在は滅多に行かない、けれど再飲酒のリスクはさほど高くなさそうな人たちが確かに存在します。そして、僕の知る限り、そのほとんどが女性です。条件だしをしましょう。
・年齢的にはおばさんからおばあさん。
・過去には熱心にAAに通っていた時期があった(けれど現在は滅多に行かない)。
・飲んでいない期間は長い(10年以上とか)。
・ダンナがいて、安定したトラブルの少ない結婚生活を継続している。
・家族親族、地域社会、職場などでそれなりに安定した人間関係が保たれている。
・人格障害や発達障害などの依存症以外の問題が存在しないか目立たない。
もちろん僕とこの人たちの接点は多くないわけです。表面上は平静でも、実は日常生活は波乱に満ちている・・という可能性がないわけではありませんが、たぶんそんなことはないでしょう。
この人たちの安定したソブラエティが高度な霊的進歩の結果なのかどうか、それは分かりません。どっちかっていうと「どこからみても普通のおばさん」です。この「どこから見てもふつうのおばさん」というところが大事なのでしょう。特異な感じ、特別な感じがないということです。
目立つ存在になることで自分の価値を周囲に認めさせよう、という欲求が薄れ、ベクトルが「平凡」に向かっているという感じ。こういう人たちはネット断酒とかやらないでしょうね(そもそもパソコンとかしなさそうだし)。
・・それに比べると男はダメですな。
もくじ|過去へ|未来へ