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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2010年01月31日(日) 一段落 久しぶりにのんびり雑記でも書こうと思ったらもう夕方です。
深夜までに書類を一式準備しなければなりませんが、とりあえず雑記を先にしましょう。
スポンシーと月に二回のペースで続けてきた、ステップの受け渡し作業が一段落つきました。終わったわけではありませんが、ステップ8の表ができたので、あとはご本人があちこちで埋め合わせをしていく過程を見守ることになります。
一回のセッションは6時間ぐらい。短いときは3時間ぐらい。月に二回のつもりでしたが、お互いのスケジュールがあわず月に一回だけになったことがあったので、7回のセッションを終えるのに4ヶ月半かかりました。
僕は、初版に寄せてから始めて、「医師の意見」、1章、2章、3章でステップ1、4章でステップ2、5章の途中まででステップ3をやり、そこでいったん12&12のステップ4に移って、安全・社会的・セックスの三つの本能について理解した上で、ステップ4に進むことにしています。今回はステップ3が終わったところで「あとは次回」ということにしてしまったため、それが辛かったとスポンシーの人に指摘されました。
ステップ3で「なんだってやってやる」と決心したのはいいけれど、じゃステップ4は次回ねということになったために、具体的な行動が何もできずにただ次のセッションを待つしかない「ヘビの生殺し」状態になってしまいました。幸い今回はスポンシーがその間もモチベーションを保ち続けてくれたから良かったものの、そうでなかったら、そこでしくじっていたかも知れません。次からはそこで区切らないように気をつけることにします。
それから、なぜ恨みの表→恐れの表→傷つけた人の表という順番で書くと良いのか、それもスポンシーから教えてもらいました。人を傷つけたことや、人を恐れていることは、いきなり表にしづらいのですが、人に傷つけられたこと(恨んでいること)は比較的書きやすい。それが首尾良くできたら、自分では書きづらいと思っていた表もハードルが低くなっているわけです。
表を見て、話を聞きながら、本当はその人の何が傷ついたのか、かわりにいつどうすればよいのか、その人の特徴的な行動パターンは何か、それはどこから来たのか、一緒に考えていくのはなかなか疲れる作業です。今はスポンシーが帰った後で布団を引いて1〜2時間休んでいるのですが、そのうちこれにも慣れていくのかどうか。
僕は彼の回復の役に立てたのでしょうか。
それは分かりませんが、是非そうであって欲しいと願っています。僕は誰かの回復の役に立てることもあるでしょう。でも逆に回復の足を引っ張ってしまうこともあるでしょう。自分が「誰にでも良い影響を与えられる奇跡の人」でないのはハッキリしています。
短期的に見て誰かが傷つかないように配慮すると、長い目で見ればその人の足を引っ張っていることが多いようです。厳しく接することが最善ということを僕も学ばねばなりません。僕のソブラエティの初期の頃に、厳しく接してくれた人たちへの恩義を改めて感じます。
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