心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年11月24日(火) 燃える○○

人体発火現象というのがあります。
人間の体が突然燃え上がるというオカルト現象で、人間の体だけが燃えて周囲は火事にならないあたりがますますオカルトな話です。現在では否定されていますが、少し前までは真面目に信じている人がいたようです。詳しく知りたい人は「人体発火現象」なり「人体自然発火現象」でググってください。

19世紀のアメリカでは、この人体発火現象はアルコールが原因だと考えられていたようです。つまり、燃えたのは飲んだくれ(つまりアル中)だったという説です。

小学校や中学校の理科でアルコールランプを灯けたのを思い出すまでは、アルコールが燃える液体だってことを忘れていました。そういえば飲んでいた頃、角砂糖にウィスキーを染みこませて燃やして遊んだことがあったっけ。

燃える液体であるアルコールをたっぷり含んだアル中さんの人体は燃えやすい、と考えたのでしょう。実際には寝タバコや消し忘れの照明ランプを倒して火事になったものの、主の周辺しか燃えなかった(でも主は焼死)ってパターンが多かったようです。

エチルアルコールは代謝によって断酒後数日で体から排出されていきますが、その影響は長く残ります。断酒後1〜2年は「まだエチルアルコールが体内にたっぷり残ってるんじゃないか」と思わせるぐらい燃えやすい人もいるわけです。
そう、ちょっとした一言ですぐカァ〜っと燃え上がっちゃって、断酒系掲示板なんかすぐ炎上です。みっともないったらありゃしない。まあメンヘルの板はどこもそうか。
しかも揮発性の悪い掲示板だと、その炎上痕が5年も10年も残ったりして。

ひいらぎ、お前も以前は恥ずかしいこと書いてなかったかって?
そうですな、掲示板に書くときは5年後10年後にその文章を自分で読む可能性も考えなくちゃいけません。それ以前に飲まずに生き残らなくちゃなりませんけど。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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