心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年10月23日(金) ミーティング休み

教会の人から電話があったのは、ミーティングの二日前でした。
葬式になるのでその日は会場の部屋を貸せないという連絡でした。教会を借りていると時々そう言うことがあります。結婚式は事前にわかっても、葬式はいつ発生するかわかりません。
そこで、その日のミーティングは中止にすることにしました。うちのグループのメンバーには、ホームグループしか出席していないビギナーはいないので、休みにするとミーティングの間隔が開きすぎるって心配はありません。これは他のグループから来ている連中も同じです。同じ日に別の場所でもミーティングはやっているのですから、そちらに行けば大丈夫。なので、悩まず中止を即断しました。

中止にして困るのはメンバーへの連絡です。あらかじめ休止がわかっていれば、前の回の参加者に伝えることもできるのですが、急な話ではその手は使えません。AAは会員名簿を作らないので、こういう時は個人的な連絡だけが頼りです。女性のメンバーなど連絡先を知らない場合には、わかりそうな人に伝言を頼んでおきました。

あとは、セントラルオフィスにFAXで連絡をし、車に乗り合わせて来てくれる施設の人には電話で伝えました。

それでも中止を知らずに来てしまう人もたまにはいます。当日の30分前には教会隣の駐車場で葬式を眺めながら事情知らずのAAメンバーが来ないか見張っていました。開始時間10分過ぎても、そういう人は現れなかったので、トラブルがなかったことに感謝して帰路についたのでした。

仮スポンシーは病院近くの会場に行き、入院患者の人がたくさん来て新鮮だったと電話をくれました。別のスポンシーは、また別の会場に行き旧交を温めたそうです。休んだら休んだで恵みはあるものなのでありましょう。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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