心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」

たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ過去へ未来へ


2008年09月11日(木) 円周長

僕はたまに晩酌をします。
といっても酒を飲むわけにはいかないので、もっぱら炭酸ジュースです。でも、晩酌と言うからには「つまみ」がないといけません。例えば煮ダコを買ってきて、ワサビとしょうゆで食べるのが好きです。さきイカや柿ピーでもいいです。割いて食べるチーズとか、ウズラの卵とか。僕はコンビニのおつまみコーナーのお得意さんです。

先日、セブンイレブンでつまみを物色していると、ソーセージを見つけました。スーパーで5本入りで売っている魚肉ソーセージをちょっと太くしたようなそれは、一本115円と価格もリーズナブルなので、さっそく購入して帰宅しました。

パッケージを見ると、唐辛子入り魚肉ソーセージという以外、特に変わったところはありません。さあ食べようと、ソーセージを右手で握りしめた途端、なぜか懐かしいような、というより日常的に馴染んだ何かの感覚が湧いてきました。

この感覚はなんだろう・・・。

しばらく考えた後に、僕はお裁縫セットから巻き尺を取り出すと、ソーセージの円周を測りました。その数字を見て、「うむ、やはりそうであったか」と得心しました。頭は忘れていても、脳が憶えていたのです(意味不明)。長さもそれっぽい。そして、さあこれで疑問も解けたと、ソーセージの皮を剥いて食べようとしました。

が、なんとなくいろんなことが想起されて、それを囓って食べる気にどうしてもなれません。しかたなく、包丁で輪切りにすることにしました。でも、輪切りにされるソーセージの姿が、やはりどこか痛々しい。しばらくソーセージは買わないことに決めました。

なお、円周長の具体的数字については個人情報なので伏せたいと思います。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


My追加