心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年09月08日(月) 100円対ドイツ

amazon.co.jp で荷物を実家の母のところに直送しました。
中身はHP製のインクカートリッジ(この場合のHPはヒューレット・パッカード)のはずでした。

10年ほど前、最初にFAXを導入したのは、いわゆるホームファックスというやつで、留守番電話にFAX機能がついたやつでした。印字の機構はサーマルヘッドと感熱紙の組み合わせでした。昔はパソコン用のプリンターにも、サーマルヘッドを使ったものが多く、NECなどがよく売っていました。ただし、感熱紙ではなく、熱転写フィルムで普通紙に印刷するものでした。

感熱紙はコストが安くて良かったのですが、保存して半年・1年と経つとどんどん変色してきてしまい、最後には読めなくなってしまいます。だから、大切なものはゼロックス・コピーしておく必要がありました。

ホームファックスを買い足すときに、電気店の店頭で「感熱紙は嫌だから、インクジェットのやつはないですか」と聞いてみたら、NECかキャノンだと言われました。NECはHP製のエンジンを使っているそうで、ならばインクカートリッジもこの先長く(HPから)供給されて安心だろうという判断でNEC製を選びました。

その後しばらくしてブラザーのレーザー複合機に買い換えてしまったので、NEC製ホームファックスはお蔵入りとなりました。部屋に置いておいてもじゃまなので、実家の母のところで預かってもらったのが5年前ぐらいでしょうか。

先日、母の使っている電話機が壊れ、しまっておいたホームファックスに入れ替えたという話を書きました。そのときに、一緒にしまっておいた新品のインクカートリッジに交換したのですが、表示がエラーになってしまいました。HPのカートリッジには賞味期限(?)があり、しかもそれが電子的にカートリッジに記録されています。あんまり古いものを食わせようとすると、本体側でそれを拒否る仕組みです。
(なので、ジャンク屋でHPのカートリッジを安売りしていても、喜んで箱買いしてきてはいけません)。

「どうせファックスなんて受信しないから、インクもいらねーだろ」

という話にしておいたのですが、機能があれば使いたくなるもののようです(母子似たり)インクの催促の電話が来ました。

というわけで、amazon でHP33というカートリッジを注文し、届け先は母の住所にしておきました。届いた荷物を母が開けてみたら、中に入っていたのはカートリッジではなく入浴剤だった、とお怒りの電話をいただきました。

おおそうか、忘れていた。カートリッジのついでにKNEIPPの入浴剤を箱買いしたのでした。HP33が品切れでメーカー発注になったので、他のものだけ先に送るというメールが来ていたのを忘れていました。母と兄一家の住む家の風呂は、循環式の24時間風呂なので入浴剤は使えないし、使ってもフィルターで濾過されてしまうでしょう。入浴剤は僕用に買ったものです。

それにしても、カートリッジはすでに生産中止なのかもしれません。HPは頼りになると思っていたけど、それほどでもなかったかな。どうしたら母の不興顔を見ずに済むものか。「もうHPなんて信じられな〜い」とか書くと問題発言ですか。

関係ない話ですが、KNEIPPの先頭のKは読むのですね(クナイプ)。KNIPEX(クニペックス)というプライヤー(工具)の専門メーカーがドイツにありますが、KNEIPPもドイツとかあそこらへんの国でしょうか。

入浴剤も工具も普段は100円ショップで購入です。でも、100円の入浴剤はあまり効かない気がしますし、100円の工具だとネジがつぶれて涙ものだったりします。

(さっきパッケージを見たらドイツと書いてありました)。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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