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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年03月08日(土) 乗り越えてねーよ ここのところしばらく、僕は喪失の悲しみの中にありました。いや、別に肉親を亡くしたわけでも、仕事を失ったわけでもないので、心配は無用ですが、それでも人生にたびたびはない(あって欲しくない)ことでありました。
過去僕は喪失の乗り越えるためには、なるべく悲しみに振り回されない方が良いと思っていました。取り乱して深く悲しまない方が、乗り越えるのが楽になると思っていたのです。でもそれは深い抑うつを長引かせることにしからならないそうです。
僕も多少は進歩をしたいと思っていますので、今回は何も手につかない状態ならば、無理に動かずに布団の中で悶々と考えていました。机の前でぼうっとしながら心の中で人を責めてみたり、それを口に出してみたり、「もし・・じゃなければ」と自分をひたすら責めてみたり、泣き言をメールしてみたり、いきなり罪深さを告白してみたり、ごちゃごちゃしていたのです。
一方で、前から組まれていた予定は変更せずにこなしていましたし、人と会って話をしたり食事をしたりもしていました。そこは取り乱すことを自分に許せませんでした。けれど何を食べても味はしないし、相手の吸うタバコの煙さも感じない状態でした。
今はただひたすらに悲しい状態で、まだ光は差してきません。しばらくは暗い顔をして暗い話を続けているでしょう。いずれ雲の隙間から青空が見える日も来ると信じていますが、まだその時ではありません。何かを忘れることはできないし、忘れる必要もないと考えています。
悲しみの感情も含めて、僕に与えられたもので不要なものなどないと信じていきたいものです。ああ、それにつけても、自分の愚かさよ。
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