心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年01月08日(火) カレンダー

数年前のある日。電話がかかってきました。

「また飲んでしまいました」
「あそう。じゃあ、またやり直そう」

「もう、どうしていいか、わかりません。どうしても飲んじゃって」
「そりゃ、やることやってないから飲むんじゃないですか?」

「ちゃんとミーティングにも通ってたのに」
「そうかなあ、カレンダー見てごらん」

「・・・」
「ミーティングに行った日には○を、行く予定だったのに行かなかった日は×をつけるって話だったよね。カレンダー、どうなってる?」

「・・・」
「カレンダーは正直だよね」

「・・・何にも印が付いてません」
「そうだ。もう×を付けることすらやめちゃってたんだ。それが飲む準備だよ」

「ひいらぎさんはやってるんですか?」
「もちろん、僕みたいにミーティングに出たりでなかったりする人間にはとりわけ必要だよ。自分が思っているほど出てないものだからね」

「明日からまたミーティングに行きます」
「うん、それがいいよ」

まあ、実際にはExcelのシートに記録しているだけなんですけど、自分が思っているほど出ていないもんです。毎週行ってるつもりの会場でも、出席率7割ぐらいだったりして。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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