心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年10月19日(金) こたつ

こたつを出しました。パソコン部屋用には電気ヒーターを出しました。

10月の始めにこたつを出すのが通例でしたから、今年はずいぶん遅く、おそらく気候が暖かかった(夏が暑かった)のだと思います。実家では9月の終わりに秋祭りがあり、それにあわせてこたつを出すのが習慣でした。

昔は秋祭りと言えば、盆暮れと同じように、親戚が集まる機会でした。おじさんおばさんから小遣いをもらって、神社の夜店に行くのが楽しみでした。田舎の小さな神社ですから、派手な祭り行事があるわけでもなく、夜店もせいぜい数軒でしたが、楽しみなものでした。

近年、母が秋祭りも帰省してこいというので、子供二人を連れて行ったことがあります。子供たちもお祭りだというので、楽しみにしていました。しかし田舎の祭りはますます寂れ、誰もいない神社の境内に、一軒だけの屋台をテキ屋のおにーさんが守っているという状態で、子供たちは「これがお祭り?」とメガテン状態でした。
彼女たちにしてみれば、道の両側にずらりと夜店や屋台が並んでいるのがお祭りですから、無理もないことでしょう。

話変わって、僕の誕生日は6月の終わりなんですが、小学生の頃に描いた誕生日の絵日記には今にこたつが描かれていました。地球温暖化以前は、6月後半にもこたつがいるぐらい寒かったのだ・・という話ではなく、ずぼらな母が片づけなかっただけの話です。

当時を思い起こすと、居間などはかなり散らかっていました。母も祖母も片づけませんでしたから。新聞などが散乱していて、父が新聞を読み終えてから「今日の新聞だと思って読んだら、3日前のじゃないか」など怒り出したりしていました。。
そんな環境で育ったので、僕もなかなか片づけができない人間になってしまったのです(言い訳?)。

この頃実家へ顔を出すと、母が部屋をきれいに片づけてあります。まあ、それは年寄りになってヒマができたからなんでしょう。しかし、そのきれいな部屋を見ると「過去のあの散らかりようは何だったんだよ!」とツッコミたくなるのであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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