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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年06月16日(土) キップル DSM-IVの強迫性パーソナリティ障害の診断基準の中に、
「感傷的な意味のない物の場合でも、使い古した、または価値のない物を捨てることができない」
という項目があります。診断基準は8項目の内4つなので、この「捨てることができない」に当てはまったからと言って、すなわちパーソナリティ障害ということにはなりませんので念のため。
今年の「単純に愚直にやる」という自己テーマの中には、要らないものを捨てる、要らないものは買ってこないってのがあります。これは精神的なもの、心の中のものでについてもそうですが、物質的なものにも当てはめています。
部屋が散らかってしまう要因は、やっぱり要らない物がゴロゴロしているのが問題なんでしょう。本棚が溢れているので整理することを考えても、例えば勉強しようと思って買った電気回路の本ですが、ここ何年も開くことがなかったのに、いつか使うかも知れないと捨てられないでいます。勉強がしたいという願いは「感傷的な意味」なのかもしれませんが、別に将来勉強が出来る余裕が出来たときに、改めて本を買ったってかまわないのに、今手元にある物にこだわってしまうのです。
CDの空きケース、腐ってきたハンドクリーム、使わなくなったAirH"端末、B5版の裏紙、10年前の領収書の束、何年も袖を通していない服・・・。
映画の中の高倉健なら、絶対こういう物にまとわりつかれずに生きているような気がします。いや高倉健の映画はあまり見たことがないで想像ですが。まあともかく、僕はそういう物に囲まれながら、部屋が狭いと文句を言いながら生きています。
要らない物をそぎ落す作業を続けていったら、最後何にも残らなかったらヤダなとは思いますが。
いろいろ返事の書いていないメールとか、手の着いていない作業もありますが、とりあえず今夜は寝ます。
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