心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年06月06日(水) スイッチ

定時退社日だというのに、ぐずぐずしていて、やっかいな電話につかまると困るので、6時になるとすぐに会社を飛び出しました。

水曜日のAAミーティングは、いつも5〜6人でやっているですが、今日はその倍くらいでした。僕らのグループは、水曜日はビッグ・ブック、土曜日は12&12を輪読します。僕はテキストを読むときは、なるべく下ではなく前を向き、はっきりした声を出すよう心がけています。心がけているだけで、口の中でもごもご言う癖は直っていないのでしょうが、まあ心意気だけでも。
あるAAメンバーと初めてミーティングを一緒したとき、(その人はまだまだ僕の倍以上のソーバーを持ってるんですが)、その人のテキストを読む姿勢に感銘を受けました。一事が万事、そういうことなのかもしれないと思ったのです。

さて帰り道。高速のインターを降り、また光ファイバー工事をしている国道を避け、ラブホテルの前から裏道へ抜けながら、僕は悩みを抱えていました。

夕食はラーメン屋で食べることにしたのですが、その理由は「あっさり系のラーメンなら食べられそうだ」と思ったからです。どうも食欲がありません。いつもだったら、10時間も食べていなければ、ずいぶん空腹感を感じるはずです。食欲が落ちた原因として考えられるのは、過労です。だったら、なおのこと食べなければいけませんが、今一歩その気になれないわけです。

特に気に病むこともないので、精神的な食欲不振ではなさそうです。とは言うものの、ひょっとすると気がついていないだけで、自分は今とっても調子が悪いんじゃないだろうか・・・。そんなことを考えているうちに、ラーメン屋に着きました。昨夜は満車でしたが、今夜は無事車を駐められ、席について390円のラーメンをオーダーすることができました。
携帯電話でネットサーフィンをしているうちに、ラーメンが出され・・・。

右手で割り箸をパチンと割った瞬間に、頭の方もパチンと思い出しました。

「そういや、ミーティングが始まる前にすき家で牛丼食べたんだっけ」

そりゃ食欲がないわけです。でも、僕の脳は、もっと食べなくちゃとささやいていたのです。

どうも、あれ でスイッチが入ってしまったようです。たまには目一杯食べても良いだろうと思ったんですが、やっぱ食べ過ぎるとスイッチが入ります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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