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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年02月19日(月) ゲーム続行 人生は、どんなカードが配られても、楽しく遊べる限り、満足のできるものだということを学ぶ。
これは、ピーター神父訳のステップ12の文章です。現在の訳は「人生がどんな試練を投げかけてきても、真剣に対応して〜」となっています。今回は、どっちが良いという話じゃありません。
さて、『カッコウの巣の上で』という映画があります。
といって話を始めると、まるで僕がその映画を見たことがあるかのようですが、単に人から中身を聞いたにすぎません。
この映画は精神病院を舞台にしているので、出てくるのは精神病患者であります。
あるシーンで、患者同士がカードゲームをしています。
でも、ルールを全然分かっていない爺さんが、何度も何度もルールを破ります。そのたびに、神経質な爺さんが、ルールはこうだと説明するのですが、ちっともなおりはしません。それにいらだち、イライラしてきた爺さんに、別の爺さんがこう言います。
「つべこべ言わずにゲームを続けろ!」
伝聞情報だから、かなり違っているかも知れません。
ともかくそういうことです。配られたカードがしょぼくて、全然勝負になりそうになくても。相手がルール違反ばっかりしていて、まともなゲームになりそうもなくても。ともかく、ゲームは続ける。
何かの不幸に生まれついちゃっても、世の中が全然公正公平じゃなくても、今さら努力してもダメそうでも、そんなことはゲームを投げ出す理由にはなりません。
続けてみれば分かることもあるんでしょう。
ついでにそのゲームが楽しめれば、言うことなしですかね?
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