ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年01月26日(金) 一般化 福祉事務所から封書が届いたので、開けてみたら「障害者手帳ができたので取りに来い」という通知でした。
銀行で金を下ろし、農協へ行って自動車共済の更新の手続きをしました。
僕の車は、家族以外の人が運転する可能性があります。滅多にないものの、AAメンバーと連れだってどこかのイベントに出かけた時は、疲れて運転を代わってもらうこともあります。
だから、家族限定を付けられません。年齢条項は35才未満不担保になってますが、これは家族以外が運転する場合は無関係です。
農協は一般の保険会社に比べると、2〜3割ぐらい安いでしょうか。ただ、最近は安い自動車保険を売る会社も出てきたので、一概には言えなくなりました。
福祉事務所の窓口に行き、担当者が出てくるまで、座って待っていました。すると、聞くともなく、職員たちの会話が聞こえてきました。
「断酒会ってずいぶんあるんですね」
「うん、○○市にも、××市にもあるよ」
「じゃ、アル中っていっぱいいるんですねぇ」
「いや、そうでもなくてね。同じ人が、今日は○○、明日は××って出ているんだよ」
「へえ、それで<今日も飲まないぞ〜>とかってやってるんですね」
担当者が来て、3級では使える制度があまり無い、と申し訳なさそうに説明を始めたので、その話はそれ以上聞けませんでした。
アル中業界(?)に近い福祉事務所とはいえ、自助グループの話が職員の雑談の中に出てくるとは、ずいぶん時代が変わったものだと感銘を受けました。
それから医者へ。3分診療でも、何も話すことがないこともあります。なので、先ほど聞いた話を医者にしました。
「それで、AAの話は出てきませんでしたか?」
「出ませんでしたね。断酒会という大きなくくりの中に入っているかもしれません」
「そうだね」
まあ、そうでないかもしれませんが。
アルコール依存症の自助グループの一般名詞は「断酒会」と見ていいでしょう。
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