心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年11月06日(月) 狂気乱舞

仲間のバースディミーティングでした。
僕はあまりプレゼントを贈るほうじゃありません。せいぜいAAの本とかです(もちろん、いつでも例外はあります)。
たまに気が向くと、バースディミーティングで集合写真を撮影して、額に入れて後から贈っています。最近は六つ切り、四つ切でも数百円で引き伸ばしできますし、額のほうも千円しません。安価でありながら、なんか立派そうなものになります。

さて、現在使っているディジカメは、バッテリーの持ちが悪いのです。
しかたないから予備のバッテリーを持ち歩いています。
バースディミーティングの前に、車の中でバッテリーを交換しようとしました。
カバンを空け、ケースの中から予備のバッテリーを取り出し、カメラを開けて、そちらのバッテリーを取り出し、入れ替えてそれぞれ格納する・・・何の問題もないはずでした。
が、カメラをワイシャツのポケットにしまおうとした瞬間、カメラの電池ボックスのふたが開いているのに気がつきました。
(あ、いかん。ふたをきっちり閉めなかったから、バッテリーを落としちゃった)
そう思った僕は、落としたバッテリーを車内で探しました。

でも、みつかりません。手元にあるバッテリーは、カバンにしまった1個だけです。

ミーティング前に車内を捜索し、終わった後にも捜索し、自宅へついて懐中電灯をもって捜索し、諦めきれずにもう一度捜索しました。
いますぐこのトラブルを解決しなくては、という衝動から開放されて、明日明るくなれば自然に見つかるだろうと思った頃には、もう寝る時間でした。

交換して手元に残ったバッテリーを充電しておこうと思い、充電器を見ると、ちゃんとそこにバッテリーがあります。「昨日充電し終わったバッテリーをかばんにしまった」「車内でふたつのバッテリーを交換した」。そういう僕の確信はまったく真実ではありませんでした。

バッテリーは、昨日からずっと充電しっぱなしで、車内で交換し終わったと思ったのは勘違い。

うつ状態のときは思考が鈍りますが、知能が落ちているわけじゃないと言います。ただ、注意力が欠如しているので、必要な情報が入って来ず、正しい判断が下せないのだと。
誤った認識を元に、一生懸命から回りして疲れ果てている。まさに「下手な考え」というやつです。

統合失調症も、知能に異常があるのではなく、正しい情報が入力されないので、間違った判断を下してしまうと書いてありました。コンピューターだって入力が間違えば、出力はいつも間違っています。

たとえ知能が正常であっても、行動が狂っていないとは限らない。自戒の言葉であります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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