心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年10月24日(火) 携帯電話の話

電話番号を変えずに、別の会社の携帯電話に切り替えることができる制度(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)が始まりました。

実は固定電話では、すでに番号ポータビリティが始まっていて、僕もこの春にFAX回線をNTTからKDDIのメタルプラスに変更する際に、「同番移行」をしました。

同じ携帯電話会社の別の端末に魅力を感じたら、「機種変更」という手段を使えば電話番号は変わらずにすみます。いったん解約して、新しく契約したほうが安いのですが、そうすると番号は変わってしまいます。番号が変わらないということは、結構重要なことみたいです。

別の電話会社に乗り換えようとすると、いままではどうしても番号が変わってしまっていました。電話番号の体系が会社ごとに割り振られていたので、仕方ない事情でありました。でも、番号が変わることを理由に他の会社に移れないのでは、公正な市場競争とは言えない、ということになって、今回の「同番移行」が実現されたわけです。

電話番号は同じままでも、会社が変わるとメールアドレスはどうしても変わってしまいます。また、年数が経つごとに割引率が増す、継続年数割引きも1年目にリセットされてしまいます。

前の会社での継続年数を、同番移行後も引き継ぐ仕組みにすると、どうしても収益は悪化します。どこの会社もそれをやりたがらなかったのですが、直前になって孫さんのソフトバンクから「他社の継続年数を引き継げる」という発表がありました。さらには料金の値下げ勝負に出てきました。

でも、値下げ勝負になると一番きついのはソフトバンクではないかと思いますな。
ドコモは体力勝負なら絶対負けないでしょうし、一時期貧弱だったKDDI(au)も2001年に2.1兆円あった負債を、2006年には7,700億円まで圧縮してます。つまり、5年で1兆3千億円の借金を返すだけの体力を戻しています。
一方ソフトバンクはvodafoneの買収に1兆7,500億円をかけ、その多くを借金でまかないました。
年度内にFOMAに負けないサービスエリアを整備するという、孫さんの言葉はもはやだれも信用していないでしょうが、それでも整備は必要で、その金もすべて借金になるでしょう。
猫の目のようにくるくる変わるソフトバンクの料金プラン。はたしてどうなるやら。

で、自分としては、特に携帯電話会社を変えなければいけない理由もありません。携帯のメールは使っていないのでアドレスが変わってもかまいませんが、Cメールというau専用のSMSは細々使っているのも、乗換えを考えない理由です。

それよりも、今年正月に買った○芝製の端末(W32T)を買い換えたくてしかたありません。もはや Bluetooth も使っていないので、13ヵ月使用して機種変更代金が安くなったら、早々に買い換えたいところであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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