心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年09月10日(日) 痴情派デジタル

この田舎でもテレビ地上波のデジタル放送が始まります(NHKはすでに始まっています)。
でも、それに合わせてテレビを買い換える予定はありません。

何のメリットがあるか分かりません。
ゴースト信号がなくなるというのはメリットかもしれません。
録画したビデオテープを棚に並べることを趣味にしていたころなら、絵がキレイになると小躍りして喜んだかも知れません。アニメだと特に目立ちますからね。しかし、今は録画なんて滅多にしません。

ハイビジョンには用がないし、貧弱な双方向通信に興味もありません。
ハイビジョンじゃなくても画面がキレイになると言われても、実際にはそんなに高いビットレートの放送が行われているわけじゃないし、動きの激しいサッカーなんかのスポーツ中継ではブロックノイズも目立ちます。

悪名高いコピーワンスの仕組みは、今年から来年にかけて見直しが行われそうです。
録画したもののコピーを制限するんじゃなくて、コピーしたものの再生に制限がかかる仕組みが有力だそうです。これなら家の中で何度コピーしても良いわけですから、まだましと言えるでしょう。
問題なのは、すでにコピーワンス機能を搭載して売られてしまった録画機がどうなるかです。ファームウェアの書き換えで更新できる機械もあるでしょうが、もはやメーカーのほうで古い機種のサポートなんてしたくない場合もあるでしょう。
そうなったら、新しい録画機を買い直さないといけません(そんな義務はないけど)。

中継所の数も1万5千局から1万局に減る予定です。減った5千局からの電波を受信していた世帯では、いずれテレビが見られなくなるわけです。新たに共同受信設備を作るしかないのでしょうが、その費用の個人負担もかわいそうな話です。
そして、どうやっても地上波が受信できなくなる世帯も10万以上になるとか。インターネットを使ったブロードバンドで解消とか言っていますが、テレビの電波が届かない場所に、ADSLや光ファイバーが届くわけがありません。
結局のところ、BS2の内容を地上波の総合と同じに(サイマル放送)にしてお茶を濁すんじゃないかと思われます。

我が家のテレビが買い換えられるのは、5年後のアナログ停波の時でしょう。その頃には小型テレビはみんな液晶になって、テレビの上で猫が丸くなっている情景も過去のものになるんでしょう。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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