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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年03月20日(月) 回復って・・・ お彼岸で、子供二人と一緒に実家に行き、墓参りに行きました。
雪がちらつくあいにくの天気でありました。
ワールド・ベースボール・グラッシックの準決勝。韓国にしてみれば、日本と3回も試合をして、1試合負けたのが準決勝であったがために、日本のほうが順位が上になるという不条理を感じているかもしれません。疑惑の判定といい、不条理を感じさせることの多い大会であります。
韓国の熱狂は最強のナショナルチームを作ったことによるのでしょう。対する日本は、韓国の監督が日本はまだ3〜4チーム作れるぐらい層が厚いと言っていましたが、それだけベストメンバーが組めなかったということであります。
韓国では野球の人気が急激に盛り上がったといいます。日本も優勝することで野球人気を盛り返してほしいと、サッカーよりも野球が好きなおじさんは思うのであります。
さて、「回復」って何なの? という話がありますが、僕には「よく分からない」というのが本音であります。それは人生の意味だとか、人生の価値だとかと関係があることらしいので、価値観のありようだけ回復のありようもさまざまなのでしょう。逆にひとつのモノサシでいろいろな回復を計ることは無理なんでしょう。
「ちょっと飲んじゃったけどなんとも無かったよ」という話をする仲間が要る一方で、ちょっと飲んだがために大変な思いをする仲間がいます。だから飲まないでいるということはとても大切なことで、それは例えば飛行機が飛んでいるか墜落しているかの違いぐらい大きいだろうと僕は思っています。
ただ、整備不良なのに結果として何ヶ月も事故なしで飛んでいる飛行機があるように、「飲まない」はたまたまの結果として出る場合がままあるということです。
だから、飲んだ・飲まないというモノサシは使いやすいけれども、あまりそれに頼っていると、本質を見誤るような気がするのです。
僕はAAのイベントに行っても、もう一日会場で座って仲間のスピーチを聞いているという忍耐がありません。ちょっと座っていると我慢ができなくなって、タバコを吸うわけでもないのに、ロビーをぶらぶらして回り、知った人間を捕まえて世間話をしてしまいます。風邪を引けばミーティングに行かないのは当たり前で、いっても要領を得ない話ばかり。こうなってから「回復」なんて言ったところで知れたものです。
最初の1年・2年・3年の努力が大切で、後になって努力しようと思ってもなかなかできるものではないという悪い例であります。
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