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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年01月11日(水) モルモットの毛並みと統計 モルモットの毛並みが悪くなりました。
ネット上でモルモットの飼い方を検索したりすると、ケージの掃除は毎日するべきだ(我が家は冬場は一週間に1回)、巣の材料になる綿や木くずなどをたくさん入れこまめに交換すべきだ(汚れるだけなので段ボール箱しか入れていない)、水にはビタミンCを入れ餌はモルモットフードを(モルモットフードは高いのでラビットフードをあげている)などと、我が家の飼育環境の劣悪さを思い知らされるのであります。
まあ、室内で飼うと部屋がくさくなるのでベランダで飼育している家もあると言います。よく寒さで死なないものだと思うのですが、それに比べれば毎日ホッカイロの暖房をしてあげているだけ待遇が良いのでしょう。
それにしても、これではいかんとと思い、餌をモルモットフードに変えました。もともと買われて来たときはモルモットフードを食べていたのを、だんだんにラビットフードに慣らしていったのであります。それをいきなりモルモットフードに戻したら、まったく食べてくれません。
毎日レタス(冬場は高いのでサニーレタス)の葉っぱ一枚をあげているのですが、それしか食べてくれません。それと、リンゴの皮が大好物で、リンゴをむいていると「早く皮をくれないと飢え死にしちゃうよ」と言わんばかりにキーキーうるさいのです。
しかたないので、ラビット&モルモットフードのブレンドをしばらく続けることにしました。
二郎さんのところの掲示板で、かんたさんが昨年の断酒会の人数について書かれていました。男性9,657人、女性765人の合計10,422名。毎年二千人ぐらいが入会し、同じぐらいが去っていく。という話を「かがり火」からの転載として書かれています。
AAは名簿を作らないし、メンバー数の統計もないから、正確な数はわかりませんが、一説に四千人。メンバーシップサーベイのアンケートの回収数が毎回1700〜1800人です。
ドクター・バリアントの説では、アルコール依存症にも自然治癒(治療しなくても治ること)がある一定の割合で存在するということです。もちろん治癒と言っても、コントロールして酒を飲めるというわけではなく、単に飲まないでいられるというだけでしょうけれど。また、何年か前のニュースグループへの投稿ではある統計で、約3%のアルコホーリクが治療なしに「飲まずに死ぬ」とありました。
日本のアルコール依存症者数は、最近の研究で八十数万人と速報されています。これに3%の自然治癒率をかければ、AAと断酒会の実績を足したより多くの人が助かっていることになります。そう考えると、日本の自助グループはもっとしっかりせいよと言いたくなります(自分もその一員か)。
まあ、自然治癒という幸運は、すくなくとも自分には訪れなかったし、残りの97%の人にも訪れないわけだから、自助グループの価値がそれでなくなる訳じゃないのですが、ちょっと寂しい数字であります。
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