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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年01月03日(火) 就学援助 起きてみるとそとは雪でした。
子供たちは母と一緒に雪かきをし、発泡スチロールの板で雪滑りを楽しんでいたようです。しかしそれでは、あまり滑らないと言うことで、午後から近くのショッピングセンターにそりを買いに行きました。
先日から僕が着ているAAのロゴマーク入りの上着ですが、母に言わせると「みっともない」ということで、そりのついでにフリースの上着を買いました。すでに冬物は処分価格になっていて、3,000円の3割引。さらに5%の値引き券を使いました。
「衣料品が安くなったねぇ」という驚きと、安いものだけでなくかなり高価なものまで中国製になったことで時代の経過を感じました。そして「これでは日本に仕事が無くなるわけだよ」といういつもの結論へと導かれてしまうのでありました。
そりは快調で、普段は平地に住んでいる子供たちも、坂のある暮らしを楽しみました。「坂のところに住んでいていいこともあるもんだね」と母は言っていました。そりは千円余りの安物だったのですが、使い始めて早々にブレーキ(そんなものが付いているのだ)の取り付けの部分が壊れてしまいました。
話は変わって、「就学援助」というのをご存じでありましょうか。
低所得者、いわゆる生活保護家庭と、収入がそれに準ずる家庭(所得税を納めない来年の僕の家庭も含まれる)に対して、小中学生の子供の学用品や給食費を公費で援助するという制度です。保護者に渡すと他のことに使ってしまうので、学校に渡されて鉛筆やノートなどの現物支給というかたちになります。修学旅行の費用なども出るという話であります。
所得税を納めないのは来年一年きりにしようという願いがあるのと、もし我が家で申請しても、他の子供がもらっていないのになぜもらえるのかということの説明がやっかいなので、申請はしないつもりでおります。
で、今朝の朝刊ですが、
『就学援助4年で4割増 給食費など東京・大阪4人に1人』
というのを読んですこし驚きました。
ひと月に何万円という塾の費用を払って勉強させている家庭もある一方で、就学援助を受けている家庭がそんなにも増えているとは思わなかったからです。
自己責任・能力主義、そういうキーワードで経済生活が語られることが増えた10年ですが、その結果として「子供は人生の最高のぜいたく品」になってしまったのかもしれません。今頃になってつけ刃の少子化対策など講じて、女性に子供を生め生めと言ってみたところで、これでは安心して子供が育てられる社会とはとうてい思えないなあと、そんなことを思った新年でした。
さて、買ってからは4年ほど経つだろうと思われるノートパソコン。この帰省にも持ってきたのですが、ついに壊れました。LCDのバックライトが切れてしまいました。これは兄の使わなくなったCRTを借りて接続して書いております。
ThinkPadもIBMからレボノに事業が売り渡されていますが、サポートなどは引き続きIBMがしてくれるようです。修理に出して・・・とIBMの電話番号を調べたところで、ひょっとして修理代より、ネットオークションで中古品か部品を購入した方が安く付くのではないかと思って調べてみると、案の定数千円〜2万円ぐらいでありました。
自分の持っているパソコンがもはやそんな価値しかないと知るのは、ちょっと残念ですが、まあ修理が安くすめばそれにこしたことはありません。
それにしても新年から物入りであります。
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