ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年12月27日(火) 薮から棒 「心の家路」へのアクセス数も年末に向かって減り始めました。
まず大学がお休みの期間はアクセスが減ります。これは大学生のアル中さんが読んでいるというわけではなくて、見当はずれのキーワード検索で「心の家路」にたどり着いてしまうのでありましょう。僕が学生の頃はインターネットなどというものは存在していなかったので、いまの学生のキャンパス・コンピューティングライフがどんなものかは想像するしかありませんが、きっと学内LANは光ファイバーで、無線LANの電波が飛びまくっているのではないかと思われます。そういった環境で思うさまnyをしたり、怪しげなキーワードでGoogleったりして、あげくに「心の家路」にたどり着いて、薄気味悪い予言にでも出合ったような気分になっているのかもしれません。
話が変な方に行きました。
今日か明日あたりが仕事納めという会社が多いのではないでしょうか。
僕の会社も明日は大掃除だけで、お昼に寿司くっておしまいであります。ということは、普段は午後出社の僕も、明日は朝一番から出社しないといけないというわけです。明日の朝はチーズトーストをコーヒーで流し込んで出かけることでしょう。
今年は僕は休職をしてしまったわけですが、順調に仕事を続けていた(同じうつ持ちの)同僚の一人は、満足すべき成果を出して先週からリフレッシュ休暇に入っている人もいます。(この一年の間にすっかり差がついてしまったな)と思うとちょっと悲しくなりますが、周回遅れになっても気にしないでペースを守っていくことが大切なんでしょう。
一方、この年末にきて客先でトラブルを発生させている同僚もいて、ひょっとしたらこの時間もまだ会社にいるのかもしれません(いま夜半すぎです)。
毎日知恵熱が出そうなぐらい勉強しても、7年前のCOM技術の本を30ページほど読み進むのが限界です。
正月に実家に帰ったら、親子でイチゴ狩りに行こうと思い、観光農園に電話をかけてみたのですが、「イチゴの収穫は一月下旬から」だと断られてしまいました。
11年前に僕が2回目の精神病院への入院をしたときに、同じ入院患者のとある人物と知り合いました。僕としては大して親しいつもりはなかったのですが、相手が年賀状をくれるので、こちらも毎年出していました。しばらくは比較的近くに住んでいたのですが、(アル中ではないけど)病状悪化して独居できず、実家に帰ったと聞きました。
それっきり縁もなくなったと思っていたころ、EメールのCCで借金の申し込みを受けました。もしくはノートPCを無料で譲って欲しいという趣旨でした。そのうち何回か電話で借金の申し込みを受けたので、つきあいはこれっきりにしようと、賀状を出すのもやめました。
その人物から今日は3回電話があり、用件はつまるところ借金の申し込みでありました。こちらも今年は親から金を借りて暮らしている状態であること、所得税を納める必要のないほどしか収入がないことを伝えて、丁重にお断りしました。
僕は何回かアルコホーリクに金を貸したことがあります。返ってきたこともあるし、返ってこなかったこともあります。でも相手にとって役に立ったと確信できたのは、今年自分も苦しい中から(献金するつもりで)送金した一回だけです。
「良くなりたいという意欲があるアルコホーリクには、俗に言う施しのようなことは必要ないし、本人も望まないだろう」
「しかし、まさにそれが必要だという場合には、私たちはかなりの無理を背負ってでもお互いに助け合う。これは矛盾しているように思えるかもしれないが、私たちはそうは思わない」
もう少し経験を積まなければ分からないこともあるのだと思うのであります。
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