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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年08月21日(日) 利子 パート勤務では食っていけないので、実母から金を借りました。
利息はいらないという代わりに、とあるセミナーに出てほしいと言われました。それはとある、マルチ・レベル・マーケティングというののセミナーであり、それに絡んでいるのは兄なのですが、その兄が一家で九州旅行中であるというので、人数あわせにでてほしいと言われたのでした。
金を借りる手前、「嫌だ」とは言えないものであります。
ネットワーク・ビジネスなどと言葉を操っていますが、昔風に言うならネズミ講ではないですか。まあ親戚のつきあいというのもあるので、僕も「でぃすとりびゅーたー」というのになって、年会費千数百円を取られています。そこまではまあ仕方のないことでありましょう。
キーワードは「健康にいい」というのと「収入が上がる」というものであります。システムの中で成功した(つまりお金をたくさん稼いだ=たくさん売ったグループの長の)人が体験談を語るという内容でありました。
「健康にいい」ということは悪いことじゃありません。ただ僕は、ここから仕方なく買った泡立ちの悪い歯磨きペーストよりも、キシリトール入りで泡立ちのいい市販のペーストと、歯周ポケットまで掃除してくれる細かい歯ブラシの組み合わせが好きなのであります。
そして、おそらく会場を埋め尽くした数百人の人は、「健康にいい」よりも「お金になる」ということに興味を引かれていることは間違いありません。
成功している人たちに共通していることは、時間をつぎ込んでいる人たちだということです。副業でやって成功しているという人はいません。でも、時間をつぎ込むんだったら、普通のビジネスでもいいと思うのですが、どうなんでしょう。
以前お会いした会社の社長さんが、「俺は成功して当然だ。だって人の2倍・3倍働いているんだから」とおっしゃっていました。僕は人の2倍・3倍働いてまで成功したいと思いません。なるべく楽をして成功したいです。
大阪や東京からもたくさん人がきているところはAAのイベント並の動員力だなぁなんて感心していたのですが、廊下に出てさぼっている人がいないところはAAとは全く違うところであります。
母に約束したとおり2時間たったので、途中でも帰ってきてしまいました。経済的に成功したいという願いは悪い話ではありません。でも僕は忙しいのは嫌です。堀江社長が海外にバカンスに行ったという話を聞いたことがありますか?
お金はほしいです。たとえば宝くじに当たりたいです。3億円あれば働かずにすみますから。もし3億円当たったら、Linuxをマイクロカーネルで書き直すことに人生を費やすかもしれません。
やっとメインパソコンも、そこそこ動作を始めました。まだオフィスとかインストールがすんでいません。
さて、障害年金の申請書類をまた書かねば。
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