ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2005年08月10日(水) 知らせ 市営プールに行くという子供との約束だったので、午後1時には子供にたたき起こされました。最近体重減が続いているので、なんとか去年まではいていた海水パンツがはけました。
市営プールは大人800円、子供400円と決して安くはありません。でも、障害者手帳のおかげで僕の分は無料であります。
長女が僕の手帳をみて「しょうがいしゃてちょうって何?」と聞いてきました。なぜそれで無料になるのか不思議に思ったのでしょう。「病気だよっていう手帳で、病気だといろいろ大変だから割引してくれたりするの」と答えておきました。
子供は親が病気であることは知っているし、だから寝ていることが多いことも知っています。いまさらそこで取り繕ってみてもしかたないなと思いました。
ちなみに、妻も障害年金の手続きを進めていて、ついでに障害者手帳の申請もするつもりのようです。夫婦そろって精神障害者というわけです。ご近所には知られてはならない事柄でありますな。
市営プールは親子連れが圧倒的で、浜辺ほど見ていて楽しいものではありません。
おまけに、以前は眼鏡もゴムひもで固定すれば、眼鏡をかけたままプールに入っても良かったのですが、今は一律に禁止されてしまいました。僕は裸眼では視力は0.1以下であります。ビキニのおねーちゃんを見て目の保養をするためには、よほど近寄らないといけません。もっともビキニの人は少なくて、タンキニ+デニムのボトムという人が一番多いです。
「ビキニ少ないな〜」と嘆いていたら、妻に「あれはよっぽど自信がないと着れないわよ」と諭されてしまいました。
日頃肩こりに悩まされているので、ビート板を胸の下に入れて、足を使わず腕だけで泳ぎながら流れるプールを何周かしました。
夕方になったので、精神科のクリニックへ。時間がなかったので、家族連れで行きました。受付の人に「これから花火大会に行くんですか」と聞かれました。そういえば今日はこの街で、一番大きな花火大会の日です。「いや、AAミーティングへ行くんです」というと、「そうね命の問題だからね。そっちのほうが大事だよね」と言われました。
昼間眠いので、薬を少し変えてもらいましたが、しばらくは前の薬の効果が残り、新しい薬の効果も重なるので、かえって昼間眠くなるかも知れません。「でもまあ、休みだからいいでしょう」とは医者の言葉。
高速道路を使ってAAミーティングへ。
頭がぼうっとしていて話がまとまりません。だらだらと話してしまいました。
こんなことを書くと「回復評論家」なんて言われちゃうのかも知れませんが、ミーティングで回復するのは「過去」の話をする人たちだと思います。飲んでいた頃どうであったか、なぜ飲むように駆り立てられたのか。そういう人たちが現在を話す時は、中身がステップの話になっていることが多いように思います。
一方「現在」にこだわった話をする人がいます。最近あった事柄を網羅的にいろいろ話すのですが、過去の酷かった頃の話を繰り返すことが少ないものです。こういう人はなかなか前進しないように思います。
霊的な生活は理論ではないと言います。だから僕も祈ったり黙想したりしないといけないな、と思いながらただ毎日が過ぎていきます。
帰ってから妻と2時間ぐらいまとめて話をしました。
もくじ|過去へ|未来へ