心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年08月08日(月) 立ち番

関西のAAのメーリングリストを眺めていたら、あるAA会場が来週急遽中止になり、仲間が立ち番をするという連絡が回っていました。

僕も2回か3回立ち番?をやったことがあります。会場である公民館が文化祭やら市の催し物やらで使えなくなり、それを会場係だった自分が皆に伝え忘れたのでした。電話番号も知らない仲間も多かった(これは今でもそうか)ので、立ち番をするしかなかったのでした。

公民館の受付の前のベンチで座っていると、何も知らない仲間がやってきます。
「いや実は、これこれこういうわけで」と説明すると、「それはわざわざご苦労様」と感謝されたりするから不思議なものであります。怒られて当然なのですが。
「ああそうですか」と言ってすぐ去る仲間あり、「せっかく来たんだから」と立ち話をしていく仲間あり。珍しくスポンサーがこっちの会場に顔を見せたり。ミーティング開始30分後ぐらいの時間になると、さすがにもうこれ以上遅れてくるヤツもいないだろうからと、居合わせた皆で食事に行ったりしました。そんな機会から急速に親しくなった仲間もいたりして。

休日の法律が変わって、月曜日の休みが増えました。祝日は公民館全体が休みになるので、自動的に休会になるのでした。これは前の週とかまでにアナウンスもするのですが、たまにしか来ない仲間は「休みの日だから時間があって」来てしまったりするのであります。そして、翌週現れて、「先週来たけれど真っ暗で鍵も閉まっていて」という苦情を述べ立てたりするのですが、レギュラーメンバーというのは意外とこういうのに冷たかったりします。
最近では「関東甲信越かわらばん」も紙面の都合で、定例の休日休会は掲載すらしてくれなくなりました。

さて、普段は昼近くまで寝ている自分も、今日は遠くの病院で健康診断と言うことで、実質睡眠2時間半ででかけました。
8時には受付をすませて、病衣に着替えました。血圧測定と身長体重は自動機械が計ってくれました。採血はさすがに看護婦さんがしてくれます。聴力検査は、目の前でスイッチを押しているのが見えているので、あんまり意味がないような・・・。視力検査。そしてなぜか、オプションの眼底撮影が行われました。まあ人間40才を過ぎると10人に一人は緑内障ですから、予防という点ではいいのでしょうが、僕はすでに緑内障を患って年に2回は精密検査を受けています。
胃の検査の問診票の既往症にマロリー・ワイス症候群と書いておいたのですが、理由も聞かれませんでした。胸部レントゲンの後に、生まれて初めてのバリウム検査です。いままで胃カメラは何度か飲んだことがありますが、バリウムは初めてです。
肩に何かの注射を打たれ、まず胃を膨らます薬を飲みました。「げっぷはこらえてくださいねー。したら最初からやりなおしです」というので必死にこらえます。バリウムは粉っぽいヨーグルトのような液体でした。これを少しずつ飲みながら、検査台の上で縦になったり、横になったり、右回りにぐるぐる回ってみたり、機械のアームに腹部を押さえつけられてみたり・・・。もう胃カメラを飲んだのも遠い記憶だけれど、バリウム検査のほうが負担が少ないというのは嘘ではないかと思い、胃カメラを選択しなかった自分を呪いました。
その後は、心電図を取って、医師の診断を受けてお終いでした。

下剤としてピンクの小粒を2錠もらい、紙には「夜飲んでください」と書かれていたのですが、「バリウムが初めてという人は今すぐ飲んでもらった方が安全です」と言われたので、その場で飲みました。8時間後に効き始めるはずの下剤は、すぐに効果を現して、その病院を出る前に2回、会社で午後2回、帰り道に途中の電器店で1回トイレに行く羽目になりました。

結果ですが、肝臓のGOTとGPTが標準よりちょっと高めである以外は所見なしでした。肝臓の数値は飲んでいる薬が多いからある程度はやむを得ないという説明でした。看護婦さんの話では、この前大学の先生と断酒会の人たちが来て講演していったそうであります。
問診をしてくれた医師の話では、「ここでは依存症の診断はしないからねぇ」でありました。

病院の中で人間ドックと産婦人科はどこか似ています。どちらも本当の病人は少なくて、一時的にそこにいる人たちだらけなので、病気である悲壮感がありません。

近く始まる女性クローズド会場の地図を掲載する準備をしなくては・・・と思いながらも、一日一日がただ過ぎていってしまっている毎日です。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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