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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年09月01日(水) 繰り返し繰り返し 長女が小学2年生で、二桁の足し算や引き算の宿題を持って帰ってきます。
まず国語が得意なので、そちらの宿題をまず済まし、苦手な算数の宿題は寝る前までほったらかしなので、眠い目をこすり、ぶうぶう言いながらこなしています。
なぜ二桁の足し算ができないかというと、まず一桁の足し算ができていないのです。指10本で収まる足し算ならいいんだけど、桁上がりが起こると頭が止まってしまいます。
しかたないので、指の変わりに1〜18まで数字を書いて、それを使って「6に8を足すときには、6に○して、そこから8個行った先が答えなんだよ」と教えました・・・が、時間がかかるばかりです。
基本的には算数ドリルか何かを徹底してやって、一桁の足し算を全部覚えて暗算できるようになれればいいのでしょう。ドリルをやるのは退屈でしょうが、算数は理屈じゃなくて、体で(というか頭か)憶えるものであります。
足し算の理屈なんて後から分かるものでしょう。国語だって、動詞の下一段活用とかの理屈を憶えてから言葉を覚えるわけじゃありません。
才女になって高等教育を受けてほしいと願っているわけじゃありませんが、基礎でくじけて学校の勉強が苦痛のまま十何年を過ごすのは、ちょっと可哀想であります。
演繹的に言うと、「酒のやめ方が分かりません」というアル中さんの言葉を聞くことがありますが、酒のやめ方なんて頭で理屈を覚えるものじゃなくて、体で実践して覚えるものじゃないのかなぁと思うのであります。
子供たちの夏休みはとっくに終わっていて、本来であれば妻は昼間を自由に過ごせるはずが、「おーい昼飯」だとか「ジュースがないぞ」とかしゃべるストレッサーが毎日家にいるおかげで、すっかりご機嫌斜めであります。これも家で仕事をするのを断念した理由のひとつです。でも、専業主婦なんだからなぁ・・・、もうちょっと・・・ぶつぶつ。
アル中妻の旦那さんの「酒なんかやめなくてもいい。家事育児をしっかりやってくれれば」という言葉に無理解を感じはするのですが、心情は理解できなくもないかなという次第。まあ、家庭と言うの名の鳥かごに閉じ込めておいたほうが安心で、自助グループになんか出してあげて、そこで自分の知らない人間関係を築かれたりすると、嫉妬心が生まれたりするんでしょう。
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