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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年06月27日(日) メッセージを運ぶこと 僕の町から東京へ出発する一番早いバス便は6時20分発です。
だいたい1時間前に起きることにしています。トイレに行って、顔を洗って、コーヒーを飲んで、ひげを剃って、着替えて出発。途中のコンビニでサンドイッチとお茶を買い、早足で歩いていくと、だいたいバスの出発の5〜10分前というのがいつものパターンです。
今朝は午前中の委員会には出る予定はなかったので、8時20分発のバスにしたのですが、起きたのが7時50分でとても焦りました。バスターミナルまでは、歩いて15分ですから。身体が起きていないのに走るのはとても辛かったですが、そのかわりバスの中でぐっすり眠れました。
新宿着11時半。大江戸線で月島へ。初めてマクドナルドに一人で入りました。委員会の始まる前に仲間に以前の不手際をわびておきました。
AAの会議(business meeting)というのは、どんな種類のものであっても疲れます。慣れるけれど、疲れることには変りありません。「AAのミーティングが愛と分かち合いの場であるように、会議も愛と分かち合いの場であるべきだ」という言葉を聞いたことがあります。
確かなことは、どんなに紛糾する場であっても、それが「まだ苦しむアルコホーリクにメッセージを運ぶ」という原点から離れていなければ、それほど無益なものでもないということでしょうか。しかし、世間の常識というものをAAに持ち込めば持ち込むほど、個人は回復の足場を無くしていくとも言われます。委員会もやはり霊的な原理を基盤に持たなければ、単なる時間の浪費に終わってしまいます。
議題の多い委員会は延々4時まで続くそうであり、セントラルオフィスに寄る都合もあったので、20分前に逃げ出しました。有楽町線・三田線・山手線。日曜日のオフィスは訪問者が多かったです。
帰りはJRの特急。ここでもぐっすり寝てしまいました。誰にも邪魔されずにゆっくり眠れるのは素敵なことであります。でも、布団と違って体の疲れはあまり取れません。
「ひいらぎは大分金を使ってんでしょ」と言われたことがあります。
金銭以外にもしんどいことはたくさんありますが、苦しんだ分だけ与えられるものも大きいと信じています。
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