ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年05月12日(水) 商業主義 一ヶ月の静養が必要という診断書で学校をお休みしてしまった、長女の学校の先生ですが、やっぱりうつ病だったそうです。
僕も診断書は医者に書いてもらったことがあるんですが、この「一ヶ月」にはあんまり根拠はありません。どんなに経験深い医師でも、うつ病者がいつになったら回復するかなんて判りはしないそうです。本当だったら半年とか一年とか書きたくても、それは本人の社会生活に差し障るのでかけませんし、それで悲観的になられても困ってしまいます。
飲みだした薬が効くのに大体2〜3週間が目安ですから、+αで一ヶ月というのもあながち根拠なしとは言い切れません。でも中には本当に心の風邪みたいなもので、一週間でけろりと良くなる人もいるわけで、診断書の期間なんて、手相見の予言と似たかよったかだそうであります。でも手相より高いですね。
教員も余ってはいないようなので、代わりの先生が見つからず、三月に退職した元担任の先生に代役を頼むとか。みんなで、泣きながらお別れしたのにね。
有給の過ごし方として適切であったかどうかは疑問ですが、「ちょびっツ」の原作のコミックスを読破しました。僕はアニメの方を先に見たので、いくつか疑問が残っていました。「なぜ、ちぃはゴミ捨て場に捨てられていたのか?」「第一話でゴミ捨て場に忘れ去られたMO風のディスクの中身は?」という、関心がない人にはまるで関心がないであろう僕の疑問も、原作ではきちんと種明かしされていました。
あるブログで、作者CLAMPの築いた世界観が、アニメ化によって無残に壊されているのはなぜか? みたいな話があって、もちろんネタバレの無いように、詳しいことは伏せられていたのですが、僕も原作を読んでみて、こりゃ原作→アニメの順に見た人は残念に思うだろうなと思いました。
まあ、雑誌用のマンガと、週一放送用のアニメでは、製作コストが桁違いです。それに雑誌の倫理コードと、テレビの倫理コードは違います。例え放送枠が深夜であって、DVDの購買層が成人したむさくるしいオタッキーに限られるとしても、テレビ番組は健全でないといけないのでしょう。それにより低い年齢層に売るためにも・・・でも、そういう商業主義で作品の世界観まで変わっちゃうのは悲しいです。
以前にハリウッドの映画のDVDは安いのに、アニメのDVDが高いのはなぜか、という話が掲示板でありましたが、アニメは売れる数が限られているので、製作コストを価格に転嫁せざるを得ないのだとか。転嫁されても平気な、シングルでリッチなヲタ層が市場を支えているのだね。僕は2年遅れで、レンタルで借りて見てるだけですが。
そういえばWinnyの作者の47氏がタイーホされました。東大の講師に雇われていたと聞いて「やっぱそれぐらいの才能がないとなー」と、二流の自分と比べてちょっとうらやましかったです。でも思想犯だとは思わなかったな。
早くも「すすむなんて呼ばないぞ」宣言を頂いております。
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