心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年04月18日(日) オープンスピーカーズ無事終了

朝8時半に会場に着いたときには、もうかなりの人が集まってくれていました。みんなで準備。
僕は長野のオープンスピーカーズやステップセミナーには、毎年出ているわけではありません。理由は農繁期(種まき・田植え)と重なる日程になることがあるからです。だからスピーカーミーティングの運営には慣れていません。他にも緊張した人はいるでしょうが、僕が一番?緊張してテンパっていました。

人数は数えていませんが、県内からも県外からも予想以上にたくさんの仲間が集まってくれました。それに、会場の後ろのほうに何組か家族とおぼしき皆さんもいらっしゃいました。やっぱりメディアの力は偉大だなと思います。なかなか「自ら足を運んで」くださる人は少ないのです。
まさに「わらをもすがる」気持ちで来られたのかもしれませんが、AAがその答えとなっているかどうかは僕には分かりません。ビル・Wが書き残したように「AAはアルコールの問題に対する唯一の解決でもなければ、最善の解決でもない」わけです。でももし、誰かがAAを選び取ってくれたのなら、仲間が増えて私たちはもっと安全になるわけです。

今回の会場は全館禁煙で、タバコを吸うには一階の渡り廊下まで移動しないといけませんでした。以前の見慣れた光景、会場の一歩外に出ると、廊下はタバコを吸う人たちで溢れ、空気は真っ白、というのにはお目にかかりませんでした。喫煙所はAAメンバーの社交場でもあるのですが、そこまで行くのが面倒でスピーカーの話を(以前より)たくさん聞いた人も多かったのではないかと思います。

課題も残ったけれど、ともかく今回は終わりました。ほっとしています。地元紙が取材に来られたので、明日の朝刊に載るでしょう(タブロイドサイズのやつね)。仲間の力で成し遂げたイベントという感じでいっぱいです。

帰宅後、疲れて寝てしまいました。夜、二人の娘と久しぶりに一緒に風呂に入りました。

「僕もだんだん<AA人>になっていくなぁ」と言ったら、仲間に「良かったじゃないか」と言われました。AAはひょっとしたら壮大な虚構かもしれません。けど、一生ばれない「永遠の嘘をついてくれ」るのならば、だまされてみるのも悪くないかも。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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