心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年04月15日(木) 可換なもの

僕の住んでいるところから西を見ると、3000メートル級の山が立ち並んでいます。真冬にその山に登ろうという人間の気が知れませんが、「そこに山があるからだ」と言われれば、そうなのかなと納得してしまいます。
一冬にいったい何人が入山するのか知りませんが、毎冬たいてい遭難する人がいます。登るからには自己責任なのですが、だからといって遭難した人間を放っておくわけにもいきません。県警のヘリも飛ぶし、民間のヘリもチャーターされます。捜索隊が雇われて入山します。指が何本か無くなっていても、生きて帰ってくれば万事オールライです。人の命は金には替えられません。
イラクの3人の命も、金で買えたのならそれで良かったではないかと思います。例えその原資が税金であったとしても(うがち過ぎか?)。

仕事中に今度は全県版のローカル紙から電話がありました。オープンスピーカーズの予告記事を書いてくれるということでした。質問されたのは「事前申し込みは要るのか」「途中で話をする一人は病院のスタッフなのか」「問い合わせ先は東京のセントラルオフィスでよいのか」でした。
AAのイベントは(宿泊しない限り)事前申し込みは不要なのが普通なので、わざわざそのことを断ったりしなかったのですが、世の中ではたとえ参加無料でも、参加の申し込みが必要なイベントが多いってことなのでしょうか。

オープンスピーカーズミーティングと呼びながら、実際には参加者の九十数%がAAメンバーという実態は、ぜんぜん「オープン」でないのでないか? という素朴な疑問に端を発して、新聞への予告記事という方向へ今回は走ってみました。オフィスの電話が鳴りっぱなし、というわけでもなさそうです。
さて、当日ふたを開けてみて、実際どれくらいの人が「初めてAAにやってきた」人なのでしょうか? 答えは3日後です。

(病院や保健所へのお知らせはいつもどおりやっていますよ)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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