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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年09月13日(土) 長野に戻ってまいりました 午前中を費やして、長野に戻ってまいりました。
高速道路を使うと速いのですが、そのぶん60キロほど遠回りしないといけませんので、時間的なアドバンテージはありません。姫川ぞいに長野県へ入ってきました(富山県と長野県は隣接しているのですが、間に道路は走っていないので、新潟か岐阜を経由しないと往復できません)。
そのまま出社して仕事。夕方に電器店で買い物をしたあと、ミーティングに行きました。今日はステップ10「日々の棚卸し」。以前はただただ難解だとしか思えなかったステップブックの文章が、今ではすこしだけ理解ができるようになりました。
「ステップは難しい」
と多くの人が言いますし、僕もそのこと自体に反対意見はないのですが・・・。ただ、まるでステップがAAの「奥義」のようなもので、それを「極める」なり「片鱗に触れる」には何年ものミーティング通いが必要であるのだ・・・というような考え方には賛成できません。
今日はミーティングに参加出来てよかったなと思えば、それはプラスの欄に書き込める項目です。人にワガママを押し付けて悪かったなと思えばマイナスの欄に書き込めばいいのです。それを実際に紙に書くのか、心の中で整理するだけにするのかは、プログラムをどう解釈するかの違いにすぎないのでしょう。
過ち多き人間として、しかも「悪い」と判っていながら平然とそれをやってのけるような日々を送りながら、それでも聖人ぶらずに、日常の中で実践可能な具体的なステップのありかたを、経験として取り揃えていく。それが(いつの間にやら)「先行く仲間」になってしまった僕に出来る give のありかたのように思うのです。
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