心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年05月27日(火) Keep it simple

結局 Studio .NET で一から書き直しました。
すんません、一日中仕事している(かどうかはともかく職場にはいる)ので、それ以外の話題がなかなかありません。昨日はプログラマーとしての年期の話をしましたが、実は年期はあんまり役に立たないのがこの世界です。時流の流れが速いですから。といってもWindowsの32ビット版が登場したあたりから進歩は止まっている気がします。そこに競争はないから進歩もないのでしょう。パックス・マイクロソフトニカ。

最近プログラマーになった人は、スタックとか動的割り当てとか局所最適化とか知らないでも仕事が出来るのでしょうね。でも、それだと「なんだか知らないけど動いているプログラム」が出来上がってしまい、それが一瞬にして「なんだか知らないけど、動かなくなってしまったプログラム」に化けてしまうわけです。そして、「なんだか知らないけど動かないんです。助けてください」と言うはめになるというわけです。

MSは新言語C#を使えば、そんな不条理はなくなりますよ、と宣伝しているけれど、「なんでJavaが流行らなかったか。なんで、CがPascalに打ち勝ったか」考えて見れば簡単でしょう。初歩的なミスで失敗しないやつは、もっと難しい問題で失敗するのです。普通の車より四輪駆動車のほうが、「より厄介な場所」で立ち往生するのに似ています。スポーツと同じで、トレーニングだけが自分を支えてくれる、実力主義の世界なのです。などと偉そうなことを言っても、自己研鑽が足りないから昨日みたいな立ち往生をするのですけど。

霊的なトレーニングが足りないと、日常の簡単な問題で立ち往生するのでしょうが、多少なりともステップワークを続けていくと・・・より厄介な場面で立ち往生することができます。
ああ、なんて素敵な恵みなんでしょう。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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