心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年05月26日(月) 一生半人前

職場からその日のうちに更新だなんて・・・。一日書いたプログラムがおじゃんになってしまいました。どうして Studio 6 と Studio .NET でこうも互換性がないのか・・・。

北米では、プログラマーの平均プログラミング経験は20年だそうです。僕もおよそそんなものです。日本の平均は知りません。中国は4年だという話です。20年も同じ職業をやっていて飽きないかと言われれば、すっかり飽きています。ただ、やっている内容はまったく変わってきました。ワープロソフト組んでいた時代もあったし、ゲームプログラマーだった時もあります。ダイヤルQ2(パーティーライン)のソフトの改造とか、保育器の制御とか・・・。お絵かきソフトとか・・。20年の仕事の中で、満足できる出来の仕事はたった2件だけです。十年に一回満足のいく仕事をするのが精一杯ということですか。

お金を貰って仕事しているのに、こんなことを言っちゃいけないのですが、いつも「こんなんで出荷しちゃっていいのかなぁ」と思いながら仕事しているわけです。だから、携帯電話やカーナビのソフトに問題があっても「所詮そんなものさ」と諦め顔でうなずくほかはありません。

以前、著名な俳優さんが僕の母校へ来て講演していったのですが、有名な作品がたくさんある彼ですら、「満足のいく映画は一生に何本あるだろうか、仕事そのものから報われることなど滅多にはない」と言ったそうです。そういう話と比較しちゃあかんか。

やっぱり人間一生半人前ということでしょうか。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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