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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年05月24日(土) デプレッション自己中心派 いろいろ自宅でやっているうちに、外が明るくなってきてしまいました。
仕事用のメールアカウントにメールが届くと、Yahooメッセンジャーが「どひゅーん」と銃声を鳴らすようになっているのですが、こんな明け方に来るのはどうせSPAMだろうと覗いて見ると、同僚から「そろそろ帰ります」という内容でした。まだ仕事してたのね。
もうビールの自動販売機が動き出す時間です。飲んでいた頃は、夏が憎かったです。なぜなら、明け方の5時に酒を買いに行くときに、行きも帰りも姿が丸見えだからです。そして、自動販売機の赤い「売り切れ」ランプが消えるのを、明るい中待っているのも恥ずかしかったです。でも、恥ずかしくても酒は欲しかった。
最近になって、「うつ」というのは大変に自己中心的な病なのではないかというコンセプトを抱くようになりました。まだ、確信とは言えませんが、たぶんあと数年のうちに、それは確信へと変わりそうな予感があります。世界の全部とは言いませんが、そのごく一部分だけでも「自分の思い通りに動いて欲しい」という期待を捨てきれません。少しぐらいなら「動くはずだし、動くべきだ」という観念がたしかに僕の中にどっしりと座っています。だから、思い通りに動かない世界を憎み、そういう自分をさえ憎んでいるのではないかと。
世界を動かしているのは Higher Power であって、自分は自分の job に専念すればいい、と確信持っていえる頃には、心の中も晴れやかになるのではないか。これも妄想なのでしょうか、それともビルに起きた奇跡は僕のも「当たり前のように」起きてくれるのでしょうか。ともかく年単位ですね。
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