心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」

たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ過去へ未来へ


2003年04月04日(金) 失態

6月にやるイベントの会場費5万円というのは、今の長野地区にとっては法外なのではないか、何と言っても地区の年間予算が5万円なのだから・・・、という意見を腹に抱いて実行委員会会場に行きました。
例によって目的のためなら手段は問わないという卑劣な僕でありますから、いままで皆で検討した案をひっくり返すのには、特に躊躇もありませんでした。
昼間のプログラムだけの参加者から500円づつ参加費を集めるなんて・・・、と言う思いもありましたし、夜は夜でお金が必要だし、会場費のほかの経費も要るわけです。

夜の雨なので、帰りも高速を使うことにして、ゆっくりと走りながら、「本当にこれで良かったのだろうか」という後悔に苛まされていました。
今日のこの往復だけで高速代2,900円を使ってしまったわけです。そういえば以前ガソリン代も計算したけど、もう忘れてしまいました。献金箱に入れた千円札。
今日は時間がなかったから外食はしなかったけれど、食べていれば少なくとも5〜600円は使ってしまったでしょう。食費まで費用に含めるなと言われるかもしれませんが、わざわざ出かけなければ我が家のエンゲル係数を押し上げることもないのですよ。

こんなことを委員会のたびに何回か繰り返せば、5万円という金額の何割かは出てしまうわけです。その金額で得るものは「僕の発言権」という極めて信頼の置けないものだけです。
だったら、特別献金でも募って5万円を満たすという案を支持したほうがよかったかもしれない。

何が最善なのか、神ならぬ身には判るはずもないということでしょうか。
常に「少しづつ」しか明らかにされないもどかしさ、などと諦念をつぶやいてごまかすには、あまりにも大きな今夜の失態。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


My追加