ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2001年09月09日(日) ひさしぶりの病院メッセージ活動 仲間から念押しのメールが届かなかったら、今日の病院メッセージのことはすっかり忘れていたでしょう。危なかった。ありがとう仲間。この前の担当の月は、うつで動けなかったので、実に6ヶ月ぶりです。午前10時半にスポンシーを迎えにいくはずが、ちょっと遅れてしまいました。仕事でいくなら、間違いなく高速道路利用の距離ですが、下道をいきます。途中ガストで食事。病院に到着すると、二人の仲間がすでに到着して待っていてくれました。片方はなんと僕のスポンサー、もう一人は数ヶ月前にこの病院を退院した仲間です。患者さんの数は二十数人でした。司会はスポンシーに任せました。彼のやりかた(例えば氏名の順番とか)は僕のやりかたとは違います。「そこはこうしたほうが良いんじゃないかなぁ」と思っても、黙っているのが最善です。ひとつには「アル中は他の人のやることが気に入らない」という性格的欠点が原因かもしれないから。
もうひとつは、「彼のやり方より僕のやり方のが優れている」という根拠が何もないからです。
終わった後で、顔見知りの人たちが談笑しています。僕もゆっくり話をしたかったのですが、夕方会社に顔を出す予定だったので、すぐ帰りました。帰りは高速経由、仲間を降ろしてから仕事へ。自宅に戻ったときには疲れ果て、夕食も風呂も抜きで寝てしまいました。「しんどいなぁ」と正直思うのですが、病院メッセージ活動を止めたら新しくミーティングにやってきてくれる人々はいなくなり、そしてグループは消滅してしまいます。僕も5年前の入院時に、仲間が病院まで来て話してくれた内容は良く覚えています。今日話を聞いてくれた人たちの中で、退院後に僕らのミーティングに来てくれそうなひとは、多分いないでしょうが、でも、無駄ではないと信じるほかありません。
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