スキーで大ケガだよ - 2004年02月01日(日) ただいま。 左足にブレイスつけて松葉杖ついて、昨日帰って来たよ。レイク・タホーのスキー旅行から。 ACL 切ったらしい。膝の内側にあるクロスした靭帯。それから膝の両側の頸骨も折れた。骨折は大したことないけど、ACL は手術しなくちゃいけないんだってさ。 デイビッドは最初何度か一緒に滑ってくれたあとブラックばっかのうんと遠いとこに行って、わたしはブルーのスロープをひとりで滑ってたの。「4時に下のロッジで会おうね」って決めて、山の一番てっぺんで抱きしめてキスしてくれてバイしたんだ。わたしったらブルーから途中で間違えてブラックのスロープに入っちゃって、すごい傾斜を転んだんだ。立ち上がれなかった。レスキュー隊にそりにのせられてスノーモービルでスキー場のクリニックに連れてかれた。 4時過ぎに携帯が鳴ったとき、わたしは ER テクニシャンのおにいさんにブレイスつけてもらい終えて松葉杖で歩く練習教わってた。飛んで来てくれたデイビッドはすごいびっくりしてて、デイビッドの顔見たら泣くかと思ってたけどわたしの方が平気だった。デイビッドはおとうさんみたいにドクターのお話熱心に聞いてくれてて、そのあいだわたしはテクニシャンのお兄さんと歩き方の練習してた。 3日目だったの。だからスキーは楽しんだ。ホテルに戻ってから、残りの2日滑られなくなったわたしにって、デイビッドはお花とベリーパイと、ちっちゃいテディベアとか天使のジグソーパズルとかお絵描きセットとかスキー場の写真集とかいろんなのいっぱい買って来てくれたんだ。ドアを開けたら両手いっぱいにそういうの抱えて、袋入りの長ーいバゲット口に横にしてくわえたデイビッドが立ってた。嬉しくて嬉しくて抱きついた。 それがその日の晩にわたしったら胃の発作に襲われてまた吐き続けて、翌朝早く救急車で ER に運ばれたの。デイビッドが始終いろんなことテキパキやってくれてたのが、意識もうろうの中でもちゃんとわかった。デイビッドはパニックの頂点だったって言ってたけど。 とにかく散々。散々なスキー旅行だった。 だけどデイビッドはずっとものすごく優しかった。最後の晩の大げんかをのぞいたら。 ずっとずっとものすごく大事にしてくれて、ああそうだ、でもけんかのあともとても大事にしてくれた。空港でも飛行機の中でもトランジットの間もほんとに嘘みたいに大事にしてくれた。昨日はデイビッドんちに泊って、今日うちに帰ってくるまでずっと大事に大事にしてくれた。 もういい。 デイビッドにとってわたしがどういう存在なのかなんて、ガールフレンドになりたいとかそういうのだって、もういい。 もういいんだ。 もうそういうこと考えないことにする。そういうことで責めてけんかして泣いて、そんな自分がバカだったって思った。大げんかして言われた言葉は今でも痛いけど、もういいよ。いいんだ。取りあえず、やめる。もう泣かないことにする。 うんといい子になっていつか愛されるようになろ。そうしよ。そうする。 スキーはもう今年は行けないどころか、アイススケートだってローラーブレイドだって出来ないし、それより何よりダンスが出来なくなったことが一番悲しくて落ち込んでたけど、オスカーさんにキーボード借りてしばらく音楽にいそしむことに決めたし。 なんかよくわかんないけど、突然何かが変わった。わたしの中で。きっともっと変わる。そんな気がする。ケガのおかげ。いいのか悪いのかわかんないけど。こっからは自分で変えなきゃ。自分が変わらなきゃ。 明日、デイビッドがアポイント取ってくれたドクターに診てもらいに行くんだ。 MRI して、それから手術の日を決めるんだってさ。 あの人ったらすごい心配してくれたわりに、「僕も行きたいよーレイク・タホー。連れてってよー」だって。いつかね。行こうね、一緒にスキー。「足が治るまでキーボード練習して、あたしもこれからミュージシャンだからね」って言ったら「うん、頑張れ」って嬉しそうにあの人言ったよ。 -
|
|