滑らかに自然に心地よく - 2003年12月11日(木) あたたかい雨が降って、雪が溶けた。 あんなに積もってた雪が溶けた。 会わなかった木曜日。 今までにも何度かあったけどそうじゃなくて、 「ルール」を取り消すことに決めて、初めて会わなかった木曜日。 いつものようにタンゴを踊りに行って デイビッドに会う前に踊るはずのタンゴをどうやって踊ればいいんだろって思ってた。 なのに不思議なくらい上手く踊れた。 スムーズにナチュラルにコンフォタブルに、 誰と踊ってもそこにちゃんと自分がいた。 終わってから、先生がサルサのパーティやってるところを教えてくれる。 「私もあとから行くから、ふたりで先に行ってなさいよ」って、サルサも大好きなタンゴの先生はオスカーさんとわたしに言った。なんにも予定がないから、オスカーさんと少しだけ行ってみることにした。 アムステルダム通りから9th ストリートを下る道はクリスマスのライトが奇麗だった。 わたしの車の助手席で、「気をつけなきゃ」ってオスカーさんは言った。「なんで?」「いつかきみが僕のところにやってくることを祈ってもきみは来ないかもしれないから」。オスカーさんはデイビッドへのわたしの思いを知ってる。そんな話をこの前たくさんした。 「Who knows?」。おどけてそう言ったら「I like that」ってオスカーさんは大笑いした。 サルサパーティは11時からで、1時間も待てないから諦めて近くのカフェでコーヒーを飲む。 right person。今日もまたオスカーさんにそう感じた。そういうものがほんとにあるとしたら。いつか誰かが言ってた。誰だっけ。巡り会うための right person なんてものはありやしない。それはふたりで時間をかけて築いていくものなんだよ。って。だけどオスカーさんには感じる。いろんなものを削って削って、最後に残った芯が感じてるものや求めてるものがシンクロナイズドしてるように。滑らかに自然に心地よく。 明日はデイビッドに会いに行く。 うちに帰ったらメールが来てた。 「今日のタンゴはどうだった?」って。 返事を書く。 「I danced well tonight, more naturally, smoothly, comfortably.」 わたしの中でも何かが溶けた。 -
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