天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

永遠の命 - 2003年06月23日(月)

ブルースと一緒にわたしの車を病院の駐車場までピックしに行く。
ブルースは自分のメカニックにいいボディショップを紹介してもらってくれてて、それからそこへ連れてってくれた。

昨日までのお天気が嘘みたいに、今日は快晴。空はあの街みたいに青く抜けてないけど、ここではこれが快晴。ネチネチの夏がやって来た。

ボディショップのおじさんは、外に反り曲がってるドアを手でバンッて内側に叩くように引っ張る。3回それをやったら、ドアはもとに戻った。わたしは口をあんぐり開けて、ブルースはおもしろそうに笑った。

ドアのロックは壊されてないけど、窓の下の部分が壊されて大きなギャップが出来てる。おじさんはそれをちゃんと直すためにはドアを付け替えなきゃいけないって言った。このままじゃいくらでもブレイクインされる。中古のドアを使っても500ドルかかるって。わたしのオンボロ車にドアを付け替える価値なんかない。ブルースも「今決めなくていいよ」って言ってくれて、取りあえず部品やさんでグルーを買って応急処置をすることにした。

部品やさんに行く前に、ブルースは自分の車のオイルチェンジをしたいからって、ブルースのメカニックに寄る。そこでブルースがわたしの車のドアを見せたら、ブルースのメカニックはギャップの出来た2枚のドアを力ずくでぎゅうっと手で合わせたと思ったら、剥がれたゴムを合わせたところに伸ばしてくっつけた。ギャップはなくなった。ドアを閉めてもどこにも隙間がなくなった。今度はブルースがあんぐり口を開けて、わたしは「すごい」」って笑った。

修理おしまい。修理代ゼロ。完ぺきじゃないけど、そんなの取りあえず、いい。
わたしはステアリングに付けるクラブを買うことにして、ブルースはそのまま車をメカニックに置いて、おなかが空いたって言うブルースとお昼ごはんを食べにわたしの車で行った。

お天気がよくて気持ちよかった。車が直って嬉しかった。
「あなたのおかげだから」って、いいって言うブルースにお昼ごはんをごちそうした。
「神さまが助けてくれたんだよ」ってブルースがブルースらしいことを言った。

ほら。なんでもなかった。お箸でウィッシュ・ボーンの真似をしたら、わたしが勝った。「今日はきみのラッキーデーだ」ってブルースが言った。



ゆうべ、11頃半にカダーが電話して来て、うちに来るって言った。
今日は疲れててもう寝るからやだって何度も言ったのに、「僕が会いたいって言ってるのにきみは冷たい」ってカダーは怒る。どんなに言ったって、カダーは聞くような人じゃない。「あと5分で着くからね」って来ちゃった。

カダーは前よりよく笑うようになった。
前よりたくさんキスをくれて、前よりたくさんハグをくれて、前よりハッピーなカダーが嬉しかった。だけど抱かれたくなかった。「なんで?」ってカダーは聞く。「あなたはここにあたしをファックしたくて来るんでしょ? あたしをファックしたいだけなんてやだ」。そう言ったら、「もう一回言ってよ。きみがそれ言うとセクシーだからさ」って笑う。

「触ってよ」って言うから「だめ。あなたってほんとにわがままなんだから」って言ったら、「僕がわがまま? あれもいや、これもいやって言ってるのはきみだろ?」ってカダーは笑う。

「なんでよ。もう寝たいって言ってるのにあなたは来るって言って、うちに入れてあげたじゃない。それになんにもしないでよって言ったのに抱きたいって言うじゃない。それに」「Shut up」「shut up ってなによ、そんな言い方」。口をぎゅっと結んでふくれたら、「そうそう。そうやって口結んで黙ってな」って笑う。

可笑しくて大笑いした。

「抱きたいのは愛だよ」
「うそよ。あなたは誰も愛してない」
「そんなこと誰が言った?」
「あなたがそう言った」

カダーは少しだけ悲しそうな顔をした。悲しそうな顔に見えただけかもしれない。


ジーザスを信じて愛してる人だけが永遠の命を与えられる。John の章にはそればかり出てくる。
それなら、もしもジーザスを信じない人と愛し合って結婚して死ぬまで一緒にいたとしても、死んじゃったら一緒に天国に行けないの? 一緒に天国で永遠に生きられないで、この世で死んだときに離ればなれになっちゃうの?

わたしは疑問だったことをカダーに聞いてみる。

そんなことない。そんなこと、ジーザスは言ってないよ。きみは新約聖書だけ読んでるんだろ? 旧約聖書を読みな。どんな faith を持ってても、みんなおなじだよ。神さまはひとつなんだから。クリスティアニティもジューダイズムもイズラムも、おんなじ神さまなんだ。天国はそのたったひとつの神さまの国なんだよ。

「だけどモズリムの神さまはアラーじゃない?」「みんなそこを理解してないんだよ」。アラーは「神さま」の意味で、イズラムの聖典がほかの言語に訳されることを禁じられてるから神さまって言葉が使われないだけだって教えてくれた。

よかったって思った。
やっぱりみんな天国に行ける。どんな人も天国に行って、永遠に幸せに生きられる。
どんな人と愛し合っても、死んでからも天国で一緒に永遠の命を与えられる。

教会に行かなくてもお祈りをしなくても、カダーはやっぱり神さまを誰よりも理解してる人なんだって思った。カダーが大好き。大好き。だけどわたし、一番欲しい答えをまだ見つけられないでいる。


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