ベリーダンシング - 2003年05月05日(月) 雨が降り出して寒いから、どうしようかなって思ってた。 朝の回診のある日だったから4時半には仕事が終わって、7時からのベリーダンスのクラスに時間がある。一旦うちに帰って、どうしようか迷ってた。 パンツに履き替えてヒールの低めの靴を履いてコートを着て、傘を持って出掛ける。 地下鉄の駅まで歩きながら、どうしようかなってまだ迷ってた。地下鉄に乗ったらやっと行く気になった。っていうより、なんでかわかんないけど「行かなきゃ」って思った。 いつものスタジオなのにちょっとドキドキした。 素敵な女の先生が、始まる前に声かけてくれた。ベリーダンスのクラスはレベル分けがなくて、わたしひとりがビギナーだったから。すっごく緊張しちゃって、わたしらしくもなく笑うことすら出来なかった。 フリンジの先にコインみたいのがいっぱいついてるスカーフを三角にして腰に巻く。腰を降るときにシャンシャン鳴らすためだって。持ってない人がわたしのほかに二人いて、先生が余分に2枚持ってて、当然わたしはあとのふたりに譲る。最初からそんなの巻いたところでサマになるわけない。 クラスは初めから音楽がかかって、先生の声に合わせながら先生について踊る。先生はビギナーのわたしの横について、踊りながら基本の動きを教えてくれた。基本からだんだんいろんなパターンに変わっていって、突然ついていけなくなる。当たり前。ひえ〜って思いながら必死で見よう見まねで踊ってみる。 難しかったー。 でもいきなり大好きになった。 ミドルイースタンの音楽は、マイナーなのにアップビートで明るくて不思議で素敵。 グリークとアラビックの区別もつかないけど、どっちでも大好き。グリーク・バーに踊りに行ったら、「これはグリーク?」「違う。アラビック」「あ、これアラビックだ」「違う。グリーク」って、マジェッドに聞いてはいつもハズレてた。 1時間ひたすら踊りっぱなしだった。最後の方にはなんとなくちょっとサマになってきて、でも自分で吹き出してしまうくらい不格好。みんなお尻も胸もおっきくて、おなかがかわいくポテッと出てて、こんなどこもぺっちゃんこなのなんかいない。ほんとにカダーの言うとおりだ。お尻がなけりゃ踊れないって。お尻だけじゃないよ。胸もおなかもだよ。 汗いっぱいかいた。全身使うダンスだから、エアロビクスしたみたいにものすごく気持ちよくなる。終わってから、全然出来なかったところを先生に教わる。ほかの生徒の人たちも、コツみたいのを教えてくれた。 ほんとに、ものすごく気持ちよくなって帰った。雨の降る、冷たい風の中を歩くのも気持ちよかった。上手になったらカダーに見せてあげたい。ううん、「こういうの習ったんだよ」って、今すぐでも見せてあげたい。絶対大笑いされちゃうけど。 いつか、カダーの国に連れてって欲しいなって思った。 ずっと前にもよく思ってた。カダーがカダーの国のことを、物語を聞かせてくれるみたいに話してくれてたとき。カダーが話してくれると、それは遠い遠い美しい天国のような気さえした。 カダーの国の言葉をまた聞きたくなった。 カダーの好きな詩をまたカダーに読んで聞かせて欲しい。 なんだろうな。なんだろうね、これ。 もう全然痛くないよ。あんなに哀しくて痛かったのにね。 カダー、会いたいな。 -
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