天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

自由 - 2003年04月12日(土)

大雨になるって言うから BBQ パーティはキャンセルになったのに、午前中曇ってた空が午後からすっかり晴れてしまった。最高の BBQ 日和。一番乗りの BBQ パーティが出来たはずだったのに。

予定がなくなってたいくつだから、ジャックとジャックんちの居候大学生のジョニーと、晩ごはんを食べに行くことになった。それでも夜までたいくつで、ビデオを持ってジャックんちに押しかける。

ジョニーはエッセイの課題をやってて、ジャックは相変わらずバカみたいにお掃除してて、わたしは結局ひとりでビデオを観るハメになる。

「Sarafina!」。
フィロミーナが2週間くらい前に貸してくれたやつ。

この時期には重すぎる映画だった。
「Freedom is coming tomorrow」なんて、今は哀しすぎた。


昨日、テレビを観ながらマジシャン・デイビッドと戦争のことをたくさんたくさん話した。「日本のニュースも読む?」って聞くから、インターネットで読むって答えた。日本の報道とアメリカの報道の伝え方が全然違ってたことを話したら、「当然だろうね」ってデイビッドは言ったけど、多分わたしの言った意味はデイビッドの頭の中の想像とは違うんだろうなって、あとから思った。

「よかったと思う?」って聞いたらデイビッドは「そうだね」って言った。「イラクのために?」って聞いたら「イラクのためには哀しいよ。12年前にやってるべきことだったからね」って答えた。そうなのか。ガルフ・ウォーのときにはわたしは何もわかってなかったけど。だけどやっぱりそれは、あのガルフ・ウォーの直後に起こるべくして起こらなかったのではなく、起こるべきでなかったから起こらなかったんだとも思う。

それよりもわたしの思いは、これからのあの国とその近隣国にある。
イラクについてはデイビッドは、日本がそうであったのと同じだと言った。
「ジェネラル・マッカーサー?」「そういうこと。5年ってことはないだろうけどね。それが変われる術なんだよ」。もっと根強くて複雑なものがあるように思うけど、あのときの日本もそこに生きてた人たちにとってはそうだったのかもしれない。

そして、あのまわりの国々はどうなるんだろう。
どうなるんだろう。
カダーの国は?
それから、イラニアンもジョーダニアンも。家族が自分の国にいる人たちが身近にたくさんいる。わたしなんかの心配どころじゃない不安や怖れにおびやかされてるに違いない。平和を求めて、例えば小さな紛争が起こり続けたとして、それはほんとにみんな平和に繋がるんだろうか。デイビッドは yes と答えたけど。

今日ジャックに同じことを聞いてみた。「よかったと思うかって? happy か sad か答えられることじゃないけど、答えが必要ならよかったと答える」。複雑で深刻で哀しい問題をたくさんたくさん抱えたカダーの国のことを聞いてみたら、あの国の中で解決出来ることでは決してないのだから、我々が国ごとテイクオーバーするべきなんだってジャックは言った。「我々って?」ってちょっと怒りそうになって聞いたら、ジャックは UN って答えた。


「どんなことがあっても戦争だけは起こってはならない」。そんなことを、ここにただ住んでるだけでアメリカ人ではなくイラクに繋がりがあるわけでもないわたしが、簡単に思っちゃいけないことなのかもしれないって、考えるようになっていた。

「戦争が早く終わりますように」ってお祈りすることも、間違ったお祈りの仕方のような気がしてた。実際、そんなお祈りは出来なかった。終わったところでそんなに簡単な問題じゃないことを、いろんな意味で感じさせられてたから。


これからの幸せを祈らなくちゃいけない。平和を祈らなくちゃいけない。
戦争が終わることが平和なんじゃない。
どんなに長いことかかっても、ずっと祈り続けなくちゃいけない。

でも、すぐに忘れてしまう人たちがきっとまたたくさんいる。
わかったようにあんなに騒ぎ立ててたくせに。
何かが起こったときに、批判しか出来ない人たち。
軽々しい物言いが許されすぎてる国。
自由の意味がわからない人たち。


ジャックんちの近所のイタリアン・レストランはおいしい。
たっぷりのオリーブオイルのせいか、言葉が滑らかにどんどん口から出て来て、いつもにも増してジャックと大笑いしながら、楽しいことばっかりおしゃべりしまくった。

帰るときには、またこころが重くなってた。
なんとなく、なんとなく、なんとなく、一日をまるごと後悔してるみたいな気分だった。

それから、またシルバーのリング失くしちゃった。




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