21世紀猫の手日記
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2001年06月02日(土) 失神の思いで(笑)

昨日に引き続き、風邪を引いています。ほんとーに、朝夕は寒く昼は暑い。その上最近湿度も上がってきたような気がする。病棟は蒸し暑い。しかし、窓を開けた瞬間年寄りたちが「寒い」・・・寒くはないはずだ。これは寒いような気がするだけだ。ナイチンゲールの「看護覚え書」は、ともかく窓開けろ窓開けろばっかり書いてあったぞ。と、強行に窓を開け詰所へ戻ってさあ記録書いちゃろ・・・と、思ったら、じさまが「看護婦さーん窓閉めて」と、やってきか、・・・わかったよ。しめるよ。閉めて、皆で汚い空気すって、風邪を蔓延させて、病院を儲からせるがいいのさー。

この季節になると、準看の時に丁稚奉公していた、某総合病院ので事を思い出す。そのころ、ZAZAは手術室&中央材料室で、洗物や(ピンセットとかね)手術の手伝いをやっていた。・・・夏は、暑かった。私が辞めた次の年から立て直した超おんぼろ病院であった。手術用のコットンのちょっと厚手の白衣の上に、手術用の予防衣(よくTVでみるあれのコットンの貧乏くさいやつ)をきて、帽子かぶって、マスクして、手袋はいて・・・。婦人科の手術に参加していた。膣式だったので先生は椅子に座っていたが、丁稚のZAZAは立っていた。ライトが2つ、術野を明るく照らしていた。暑い。ふらっとした。と、視界が急に狭くなる。先生がZAZAのほうを見て「あー大変だー。医者呼んでこーい。ここ病院だー」と、目が笑っている。(せめて、大丈夫かといってくれえ)と、ブラックアウト。次に目が醒めたときは休憩室で、手首から点滴が入ってて時間は20分ほど経過していた。次の日、先輩から機械室のクーラーのスイッチの場所を教わったのだ。

が、悲劇は次の年繰り返される。新人がやはり手術中に倒れたのだ。そして、その日を境に手術室にクーラーが入るようになった。(もしかして・・・毎年誰かが倒れてからクーラー入れてる・・・?)相当ぼろかったので、可能性は大きい。
が、その疑問を解明する前にZAZAはやめてしまったのが心残りだ。


zaza9013

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