航海日誌

2001年08月10日(金) TENNESSEE WALTZ(やっぱり英語は大切。)

というわけで、どうやらデジタルタイポグラフィの授業はふつうな感じで物足りなかったみたいです。(笑)

今日は(15日)敗戦記念日です。
ええ、まけた日です。小泉首相がいきなし13日に参拝しちゃって、びっくりですけど、結果おーらいで良い感じです。

芸術も常に人とコミュニケイトをとれるようなものであればと最近強く思います。

綾戸のライブのチケットがきましたーーーーーー!!!!
わーい。
しかし、席が多分4階。
そして、オペラ座のような大ホールなので、シートが少ししかないボックスのような席でした。(すばらしい。涙)
かっこいいいいーーーっ。
クラッシックなどはこうなのでしょうか?しかし、ドームにくらべて落ち着いた雰囲気が好き。(そりゃそのために作られた場所だからです。笑)

京都では本当にいろいろなことがあって、いろいろな人に会いました。
それでまた自分の歩いた道を確認なんかしてみたりして。

朝早く出るのですけど、(ホテルを)バス停に何度かお会いする老人がいました。
「どこにいかれる?」
この質問何度かうけました。一度はHさんと河原町まで行く時に。
そして、その時は歩いていったほうが早いと道をていねいに教えてくれました。その老人が、「どこにいかれる?」と。
私は始めははぐらかしていたのですけど、(どう答えたらいいのかわからなくて。)「北白川です。」といったら、
「そりゃ遠いわ。ああ。遠い。」と納得して、どうにかバスに乗ることを彼の中では許可されたみたいでした。
早く起きると良いことがあります。
平安神宮のあたりは犬の散歩コースになっていて、ジャーマンシェパードや、ラブラドールレトリーパーといった大型犬を見ることができました。
その他にもたくさんの犬を見ました。
朝日がゆっくりとのぼっていくのを感じながら、バスを待ちます。
慣れたもので、5系統のバスでも銀閣寺と書いてあるのは、銀閣寺までしかいかないので、岩倉と書いてあるものに乗ります。
この運転手もその時によって違います。
冬にくらべて夏のスクーリングのほうがメジャーなせいか、わりと接客もいいです。

そうやって、空とでかい鳥居を眺めながらバスを待ちます。
この時の京都は今よりずっと涼しかったので、随分気持ちよかったです。
もっとも、この時間だからさらに心地よいのかもしれませんが。

それで、上終町京都造型芸術大学前でおります。
(かみはてちょう。かっこいいですね。)
それからいつものようにコンビニでパンやらおにぎりを買い、学校の大覚寺よろしくどう考えても身障者のことなんかかんがえてなさそーな。
階段をあがります。(でも横にスロープがあって、そこから地下の図書館に通じていて、そこのエレベータを使えば車椅子でも上がれます。)
朝くると、必ず階段に落ちているお落ち葉を掃除しているおじさんがいて、挨拶をする。(でも何回かはすれ違い。)
つぎに人間館のインフォメーションセンターの警備員さんの前を通る。
(食事はいつも人間館でしていた。朝。)
そこの警備員さんはいつも大きな声で挨拶してくれる。
これが嬉しくてこの朝人間館食事がやめられないワタシ。(笑)
そして、たいてい一番早くきていて人もいないので、カフェの一番奥から二番目の窓際の席に陣取り、朝食。
そこから眺める山々が、自分がいつもすんでいる場所とは違うのだということを明確に語ってくれる。
蝉の声を聞きながらたまには新聞でも読もうかと思い、新聞のコーナーを見たけれど、中日新聞は無かった。朝日新聞があって、ああ芸術系って赤の人多いのかしら、などと思った。
でも日本経済新聞は無くて、ちょっと残念。前のコンビニにも少ししか置いていなかった。
日経はたまに読むと面白い。

さて朝食後それでも一時間くらい時間に余裕があるので、人間館の上の望天館に行く。そこの学食の前のイスが気に入っていて、たいてい左から4番目に陣取って、石原慎太郎の「いま魂の教育」を読む。残念ながら8割しか読めなかった。
ぼうっと空をながめながら、通りすがりのネコに写真を撮らせてもらう。
ジュディ・ガーランドを聞きつつ、ぼうっとしていると、そのうち学食のシェフがカウンター(ていうか、キッチン??)で忙しく準備をしている。
おそらく今日の昼食の用意だろう。

そうこうしているうちに、人がまばらにやってくる。
ゴミ収集車が来た時間がだいたい人が集まりはじめる時間だ。

そういうわけで、ゆっくり教室へむかうのだ。

つづく


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