asap1の日記...asap1

 

 

熱中症のこと - 2001年08月11日(土)

これは、身を持って経験した事をほんとに人にしらせたいなあと思って書くものです。特に夏を元気に遊び回ってる大切な家族、知人に教えてあげて下さい。(と、ちょっとまじめ)

熱中症って、暑いとこに長くいないとならないとおもうでしょう。私は「そんなに気温が高くなくてもなる」「水を飲まないといけない」「汗を拭くと皮膚呼吸できて良い」と聞いて、マメに少量の水を飲んだり気を使ってました。多分、人より気にしていたはず。それなのに、いち早く実際に熱中症になってしまいました。

結論から言うと、熱中症は水の不足だけじゃなくて塩分の不足でも起きるらしいのです。

わたしは、11日のお昼2時頃、駅前へと歩いていきました。帽子をかぶり、出かける前に冷蔵庫からウーロン茶を出して飲み、私的には完璧。気温は30度強位で、最高に暑い日にくらべればまだマシな程度。

家から15分の道のりはのぼり坂ありの多少きつい道で、前日にハイキングに行っていたため筋肉痛が痛みます。(一緒に行った人の方が歩きなれしていないはずなのに、私の方がひどい筋肉痛。これもおかしかった)ところが、目的地についたところで忘れものに気づき引き返しました。その時点で何となく倦怠感はあったけれど、また15分。家につき、取りあえず休憩と倒れ込んだあとは、もう再びでかける気力はなくなってました。

それからが大変。寝ているうち段々調子がおかしくなってきました。まず、下半身の筋肉が猛烈に痛む。筋肉痛とは比にならない苦痛ですが、高熱が出る時に私は体中がいたくなるので、風邪を引いたと思い、即体中を冷やし始めました。熱は36度5分。熱もないのになぜこんなに体が痛いのか不可解に思いながら、唸りながら耐える事1時間。結局「体温計では測れていないけど、熱があるんだ」と自分で納得し、解熱鎮痛剤を飲む事にしました。この時点ではもうほとんど自力で動けない位になっていて、薬や水を家族に用意してもらいました。
30分程で鎮痛としての効能が出て来たらしく痛みが引いてきました。しかし奇妙なことに逆にに熱が上がって来て、服薬した1時間後には体温計は39度を示していました。風邪なら考えられない症状に、初めて外出した事との関連を疑いはじめたものの、体調はよくなっていたので起き上がったり夕食も普通に取ったりし、熱も夜には平熱に戻った為安心して眠りにつきました。

ところが眠りについて数時間で、やはり調子が悪くなり目が覚めました。また下半身の筋肉が痛い。元に戻りつつあります。改めて何かおかしいと思い、早朝体調が悪い中ネットで「熱中症」ということばを調べはじめたのです。

するとそこには昨日の経験とそっくりの「熱痙攣」という症状が載っていました。いわく、「暑いときに水分だけを補給して塩分補給を怠ると起こる。筋肉に痛みを伴った痙攣が起き、その場合は熱はさして上がらないことが多い」

対処法にあった「食塩水」を作って飲んでみると、多少症状が緩和されたような気がしました。そこで、夜明けを待って今度はスポーツドリンクを飲みはじめ、半日から1日で症状がほぼ緩和されて来ました。

こんな経験はしたくないけれど、今年の暑さを考えると誰が経験してもおかしくない事だと改めて思います。だからこそ、私が経験したことで、今キャンプに出かけてる親や友だちなどの参考になったらいいなあとつくづく思います。実際聞きなれない症状が身に起きてみると、経験した事のある病気であると思い込んでしまうのも恐い点です。バファリンを飲んでしまったというのもその一つの例。

とにかく一般情報を見ると「こまめに水分を取って」とか「帽子を」とか書いてありますが、薄めたスポーツドリンクをのんだり、気温だけでなく湿度や運動量の多さ(更に言うと、前の日の運動も)を気にして行動しないとダメみたいです。どうか、気をつけて私みたいにならないように。


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