QP-Days
くづき



 夏空

今日のお昼前は久々の青空でした。
奥行きのある青い空に分厚い白い雲がたくさん浮んでいて、真夏の空。
こんな空も今年もそろそろ見納めかなーと思っていたら、お昼すぎには突然の
大雨。渋谷はまさにバケツをひっくりかえしたかのような状態でした。
台風からの暴風も一緒になって雨が霧のように舞ってました。

雨があがったあとはまた青空。
いかにも夏の風景って感じ。

昨日の日記に写真追加しました。生徒さんの顔はあまり判らないようにはした
つもりなんですがビリーだけはわかっちゃうな(^^;

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中日エリザ。浦井ルドルフ編。(パクさんはまた明日。)

今回は4公演中、浦井くん3回パクさん1回、塩野くん3回川綱くん1回でし
た。

浦井ルドルフは帝劇の時よりちょっとだけ大人になりました。東京では17、8
才の「青少年」ルドルフっぽかったのが名古屋では20代半ば位のイメージ。勢
いだけで実力の足りない皇太子より一歩前進。父皇帝と同じ土俵に上がって話が
できる雰囲気になってます。(以前はフランツが軽く扱うのも仕方ないか
も・・・って感じの若さ&幼さだったからさぁ。)全体にかなり前向きな情熱を
持っているようなルドルフでトートにきっかけは与えられるけれど、むしろ自分
からどんどん革命の渦中へ飛び込んでいく行動力を感じました。

カフェでトートに今なら帝国を救えるぞと囁かれるシーン。
帝劇の時は新聞を手に状況を把握しようとしても浦井ルドルフは自分ではパニック
状態で判断できないような雰囲気でした。フランツ陛下のようにスパッと状況判
断できない、でもエルマーたちは決断を迫る・・・背後のプレッシャーに「どう
しよう・・・どうしたらいいんだ!?」って感じのところにトートの囁き。
で、陥落。
こんなパターンのイメージだったのが、今回はもう少し時間を与えれば彼は自分
の意思で判断出来た感じ。市民の声もエルマーたちの野望も帝国の将来も、全て
が彼の肩に乗った重みに今のルドルフなら耐えられるかも?ここでルドルフが自
分で道を選ぶ事が出来れば歴史は変ったかもしれない。
でもそれではトートは面白くない。
なので、トートはルドルフの重荷を外してしまう。
↑こんなイメージのシーンになってました。

ああ、ここでの山口トートの囁きは「悪魔の囁き」でしたねー。端から見てた
ら、すんげー意地の悪い感じ。でも言われた本人には天使の声に聞こえちゃう、
そんな声。
浦井ルドルフは打てば響くような反応の良さが魅力ですね。トートもそういうと
ころがシシィとは違う面で好きなタイプと予想。

ハンガリーの幻の馬車の上で本当に嬉しそうに微笑むルドルフと微笑み返すトー
ト。この時の浦井くんと山口トートの笑顔ときたら鼻血吹きそうでしたよ(^^;
なんでこういうシーンをパンフの写真に使ってくれないのか・・・

シシィへの接し方もちょっと変わったかなぁ。
理想のママとして憧れて敬愛しているのは同じ感じだけど、以前はそれでも「優
しくて綺麗で僕を好きでいてくれるママ」という存在を最後まで信じていたよう
に思えたのですが(マイヤーリンクの『マリー』にママのイメージが重なる感じ
で)、今回は「理想のママなんて最初からいなかった」という現実を踏まえて最
後の死のダンスに入る感じでしたねぇ。シシィが自分の前から去る事で今まで
保ってきた心のバランスが一気に崩れるみたいで、可哀想でした。
このイメージはフランツとの対比にもなっているのかなぁ。

「マリー」の誘惑からも逃げるというか必死で抵抗するようになったのが意外で
した。ダンサーズに絡まれて塔の前まで連れていかれる途中でウォーと吠える
ルドルフ。
なんだ!?なんだ!?
最後まで諦めないであがくような、こんなに生きる事に執着してるルドルフって
初めてみたかも。このギリギリまで諦めないという姿勢はトートが目の前に現れ
ても変らず。

中日に来てから山口トートは最後のキスの前にフェイントかますようになってま
して(^^;ルドの頭を持ってグ〜ルグルと回す途中でキスしようとしたり、一
旦顔を近付けてやめたりとしてるんです。で、浦井ルドルフ。トートが油断して
なのか、彼を捕まえている手を少しでも緩めると逃げようとします。
以前は目の前にトートが来たら諦めちゃってフニャ〜ンとなっていた感じの浦井
ルドルフだったので、最後の瞬間の目の前にトートがいる状態でもなんとかしよ
うとする姿が印象に残りました。やっぱりシシィの息子って感じ。

ただママと違ってトートを唯一人の友として受け入れてしまっているので、最
後の一瞬で手を取っちゃったのね(><。

浦井くんは声が少し低い感じになったのかなぁ?以前よりも山口トートの声と解
け合う感じになってました。そのせいか「闇が広がる」はこの二人の組み合わせ
で観た中では、今までで一番良かった気がします。
帝劇公演からのわずかな時間で随分成長したなーという印象でした。
カーテンコールでニコニコ手を振る姿は女の子みたいで可愛かったです(笑)。


2004年09月07日(火)
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