QP-Days
くづき



 今年も外苑祭

高校生は9月になると早いところでは文化祭がすぐありますね。
くづきの母校の某女子高も今週末に開催予定だと同窓会からお手紙が届きました。

さてさて、去年偶然見つけて出掛けた都立青山高校の謎の文化祭。
その日だけは何故か全クラスが演劇部と化す不思議な学校。
今年もその『外苑祭』開催日が迫ってきました!
こちらも今週末の4日、5日に開催です。

去年の様子や舞台の雰囲気については2003年9月24日の日記をお読み下さいね。
(この日記TopのIndex検索で「外苑祭」といれるとすぐ出て来ます)

今年も演目が豪華!
「マンマ・ミーア!」「CHICAGO」「RENT」「WSS」「ライオンキング」などなど
大作勢ぞろいです。(レミやCATSは今年はやるクラスがなくて残念)
ミュージカル以外にも「浪人街」「風を継ぐ者」「大江戸ロケット」なども
やっちゃいます。
去年はかなり高レベルな舞台を各クラスが見せてくれたので、今年も期待。
狭い教室を使っての上演なのでセットや演出にかな〜り制限があるのは仕方ない
のですが、それを補うだけのパワーと熱気を感じますよ。

週末の予定がまだ決まっていない方は、夏休みを使った高校生たちの練習の成果を
見に行ってみてはいかがでしょう(^^)
青山高校公式サイトの「学校行事」に上演演目や上演時間スケジュールが出ています。

昨日に続いて中日エリザの総感。

鈴木フランツはクールなイメージが強くなってました。シシィとのお見合いで
見せた柔らかさは年と共に消え去り、心が堅くなっていくようでした。
お見合いの時のゾフィー様にヘレネを紹介された時の「え!?あっちの子じゃ
ないの?」って表情がツボだったりします。
「夜のボート」ではシシィとの溝を確認する為にあえて訪ねてきたかのようで、
二人のやりとりが非常に哀しかったです。
お互いが決して理解し合えない事の最終確認してんですよ、あの二人。
この後にハプスブルクという世界は沈む訳ですが、一足先にこの夫婦の世界が
完全に終わってしまっているというのがひしひしと伝わってきて泣けるシーン
でした。
すぐあとの「悪夢」の最初。ルキーニにコートなどを渡す時の陛下が寸前まで
の肩を落とし背中も少し丸くなった姿勢から、ピシッと胸を張った姿に戻ろう
と「努力」してるのがまた泣けました(ToT)
ルキーニや観客は皆知ってるのにね。

石川フランツはホワ〜ンとした暖かさが全て裏目に出てるフランツ。
いやいや、それが悪い訳ではないのです。むしろそういう人柄がベースにある
ので、彼の決断一つ一つの重さがズッシリと感じられます。1幕ラストでのシ
シィへの身も心も帝国の未来も全て彼女に捧げてしまうような真心からの語り
かけにウルウル。
ルドルフとの対立の退場シーンで鈴木フランツは最後に熱狂する市民をチラリ
と見ていますが、石川フランツはバルコニーのルキーニ扮するシェネラーを見
ていくんですね。これが「悪夢」でのトートとの位置関係のイメージに繋がっ
て良い感じでした。禅さんのフランツは全ての事態が彼の手に追えなくなって
いくさまが辛いですね。
「夜のボート」の最後で立ち位置は凄く離れているシシィとフランツですが、
29日のソワレでは2人の視線の方向が同じだったのです。それぞれが遠い昔
のあの星空の下での誓いを思っているのかなぁと思うとまた涙。
(鈴木フランツの時はお互い違う方を向いていることが多いかなぁ?)

2人のフランツはトート2人とは違う意味で極端。こういうところは今年のW
キャストの面白さですね。

明日はWルドルフとかちびルドとか。


2004年09月02日(木)
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