Silent Song
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2003年06月05日(木) |
「人間社会のルール」って何だろう…猫に罪はないのにね。 |
「キミはあの猫だったんだね。」
ここに引越してきたときの 三階のお隣のベランダで
良くベランダの手すりの上で外を眺め 「にゃぁ、にゃぁ」鳴き続けてた猫がいた。
それを見て私は 「あー、猫飼ってる人いるんだなぁ」って 思ったったんだよね。 (詳しくは『ゲンジツ日記』のその当時の日記、
『2003年05月03日(土) 隣の棟の三階の人が猫飼ってる…けど・・』 に書かれてるんだけど…)
その猫は一日中 「にゃー、にゃー」鳴き続けてた。
きっと外へ出たかったんだろう。
お母さんが「あれじゃあ近所迷惑 にならないかねぇ…」と心配していた。
…ところがある日を境にそのベランダから ぱったりと猫の気配が消えた。 鳴き声も消えた。
それからほぼ同時期にして、 私は「ミーちゃん」に出会った。
ミーちゃんは、がりがりに痩せていた。
ミーちゃんは私の庭やお隣の一階の庭、 このマンションのあたりを頻繁にウロウロ してるみたいだった。
私はてっきり、 野良猫か捨て猫かと思った。
可愛そうに思った私は、 このまま、その痩せた猫を見捨てることができず、 父が動物嫌いなのと、 ここがペット不可だから 部屋には入れないようしつけるようにして、
だけど避妊はちゃんとして、 それで御飯はあげて 最低限、ミーちゃんが生きていける よう折り合いをつけて飼うことを親と相談した。
・・・でも、 展開は「一つの事実の判明」とともに 大きく変わった。
・・・。
その以前猫がベランダで鳴いていた 部屋は「サミット」とかいう 会社が借りてる部屋らしく、 そこで働いてる(男性)が3人で一部屋 に住んでいるらしい。
このマンションには、 「サミット」の部屋がいくつもある。 (普通の家庭ももちろんあるけど)
…もちろん近所付き合いなんてない。
だって、彼らにとってココは 所詮一時の住まいで また、すぐ出てったり、違う人が 入居したりしてるみたいだもの。
「サミット」ってどんな会社なのか 私は全然知らない。
「ミーちゃん」は数日後、 なぜか数日こなくなった。
お腹すいたらくると思うのに、 「不思議だね」ってお母さんと 首をかしげてた。
…ある日、 信じられない光景を目撃した。
あの部屋と同じベランダで ベランダの住民がミーちゃんにすごく似た猫を 外にブラーンって 「外を見せるように」抱えていた。
鳴き声も…ミーちゃんそっくりだった。。。
「どういうこと・・・?」
あの猫… 「あの猫」は「ミーちゃん」だったんだ! 多分、8割くらいの確立でピンときた。
うるさかったから、 放し飼いにすることにしたのかしら?
でも、一体どういうつもりなのかな。
…でも、世話するなら、遊ぶなら、 ちゃんと責任もって飼って欲しい。
放し飼いするのも うちの庭で糞するのも構わないよ。
・・だけど、
『 ミーちゃんはメスなんだよ。』
自分たちが引っ越したとき、 ううん、絶対またいつか単身で引っ越すこと わかってるのに、 ちゃんと連れていくの?
いつも昼間、ほったらかしで。
ちゃんと、「避妊」もするの? そこまで責任追う覚悟で飼ってる? (本人は”飼ってる”なんて意識ないかも) 可愛そうって気持ちだけで「世話」してるの?
都合がいい時だけ可愛がって、 あんたが転勤したら、あの子はどうするの?
捨ててくの?
今のまま、情のまま可愛がって あの子が成長して妊娠したら その子供のこと考えてるの?
動物の命や将来の「責任」……。
・・・・・・。
だからキミ(ミーちゃん)は うちに来たり来なかったりしたんだね。
すっごい人懐っこいし、 網戸の開け方も知ってたから 連れが「飼い猫か、「元」飼い猫っぽい」って 言っていたけど・・ ・・・やっぱりそうだったんだね。
あの子、 すごい人懐っこいもん。
今現在、世話をしてる人間がいるなら、 私はもう、えさはあげない。 相手もしない。
・・・だって、
私の立場で、 責任を追うことはできないから…。
もし、 そういう立場の人間がいると知らないままなら 責任を負って、もちろん避妊もした。
何も知らず「世話しよう」と 覚悟を決めたあの時、
ミーちゃんのために、寒くないよう、 簡単な猫のクッション家とかも飼っちゃったり… ホームセンターめぐりしたり、 本当、一生懸命考えてたんだよ。。。
でも、「真実」を知りかけた今は、
無責任な人間のために なんでうちが負担や責任を背負わないと いけないの?って
怒りの方がおさまらなくて…。
あの時、
あんだけ悩んで苦しんだ 私の苦悩はなんだったの?
********************************************************************* ちなみに、そのときのメンタル面の葛藤と、 その件をきっかけにすごく悩んで、 どれだけ酷い精神状態に陥ったかは 私のもう一つの日常の「ゲンジツ日記」の ------------------------------------------------------------- 2003年05月18日(日) 頬がこけた。 2003年05月17日(土) 「17歳のカルテ」見ました。(そのほか色々) ------------------------------------------------------------- に実は大きく繋がって、影響してたりするんですが。 (そこでは詳しくこのことについて書かなかったんだけど。 だって書くの辛すぎてかけなかった・・・。) **********************************************************************
ミーちゃんのこと真剣に深刻に考えて、 本当にメンタル的にも 酷い状態になったんだよ?あれから…。
・・・もちろん ミーちゃん(猫)には罪はない。
今でもミーちゃんは うちのお庭に糞していくし (私たちが引っ越してくる前からしてたみたい)
網戸にしてると、 入れてくれと「にゃぁ、にゃぁ」訴える。 (入れないようしてたのに)
でも、もうなるべく 接しないようにしている・・・。
冷たいと思われるかもしれないけど、
「人間社会のルール」と 「責任」と
…そして自分の「感情」と…。
本当に折り合いが難しい。
いい加減な気持ちじゃ………
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今さっきも、網戸にしてたら 私の部屋の前にきて、開けようとした。
…まだキミのご主人は仕事から 帰ってこないの?
私は願ってるよ・・・。
私のこの憤りは 「大きな勘違い」であることを。
勝手な「被害妄想」であることを。
本当は キミの飼い主は「本当の猫好きな」人 であることを。
本当に、 キミのことやキミがこのままだと 将来生まれる子供たちのことも ちゃんと考えられる
優しい人、 責任をもった人だということを・・・
そういう可能性だって、 あるんだもんね・・・・・・・。
ちょっと頭に血が昇りすぎて 大きな勘違いしてる可能性あるもんね・・・・。
もう、わけわかんない・・・。
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